『35歳の少女』望美(柴咲コウ)が大人たちを揺さぶる「ごめんなさい」

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女優の柴咲コウが主演する日本テレビ系ドラマ『35歳の少女』(毎週土曜22:00~)。これまでに放送された第1話・2話では、柴咲演じる望美が様々な人の心を揺さぶった。

心は10歳のまま35歳になってしまった望美は、“やりたいこと”と“できること”がちぐはぐ。「着たい服」「履きたい靴」はまだ子どもの感覚のため、母・多恵(鈴木保奈美)が選んだ洋服を着て、望美が好きなポシェットを付けた姿のアンバランスさが、まさに今の望美を象徴している。

見た目以上に、望美を悩ませるのが“経験”。中でも第2話で視聴者をドキドキさせたのが「お子様ランチ」と「エアートランポリン」だ。10歳が大好きなのは世間的には当たり前だが、35歳がお子様ランチを食べてエアートランポリンで遊ぶ姿は、今の世間的には、白い目で見られがち。多恵はそんな望美を厳しく叱るが、10歳の経験しかない望美には母の気持ちが理解できず、次第にフラストレーションを募らせる。

「自分だったら望美にやりたいことをやらせてあげられるのか」「お子様ランチを食べる大人の女性を見かけたら、自分だったらどう思うのか」……望美の行動は、視聴者にも大きな波紋を投げかけた。

そんな望美に救いの手を差し伸べたのが、自身は教師という夢を捨ててしまった同級生・結人(坂口健太郎)。第1話では、ウソで固めた望美の家族のやりとりに虫唾が走り、「おまえも、ずっと寝てた方が良かったんじゃねえか」と暴言を吐いたが、「不公平だよ。何で望美だけ、寝てる間に名前も変わって、浦島太郎みたいに年取らなきゃいけないの?」と嘆く望美を見て、「25年も眠ってたんだから、おまえには誰よりも人生を楽しむ権利がある。やりたいことをやる権利がある。大きな勇気持って、これから色んなものをいっぱい見るんだ、聞くんだ、考えるんだ!」と、望美のやりたいことに背中を押した。

さらに、望美が10歳の心を持っているからこそできたことがあった。

望美は“母が買い忘れた豆腐”を“妹が買いに行くのを嫌がった”ため“父がブレーキを直し忘れた自転車”で買いに出かけて事故に遭った。この事故は誰が悪いのか…。

「望美にはママがいるんだから」と、望美のことしか見えていない母。「もう望美を楽にさせてあげようって言ったんだ」(父・進次/田中哲司)、「この人、つきっきりでお姉ちゃんの看病して、こっちの話ろくに聞いてくれないし」(望美の妹・愛美/橋本愛)と、望美と多恵の元を離れた父と妹。自分の事故が原因で家族がバラバラになったことを知った望美は事故の真相を打ち明ける。「事故に遭ってごめんなさい。25年もみんなにつらい思いさせてごめんなさい。みんなの気持ちを考えずに、自分ばっかり不公平だと思って、ごめんなさい」。

「ごめんなさい」という、10年で覚えた単語しか知らないストレートな言葉で謝る望美。大人になった家族、そして視聴者を子どもならではの行動で揺さぶった。

登場するすべての人物の言動にドキッとさせられるストーリー展開。望美の成長が今後彼らにどのような変化をもたらすのか。第3話では、望美が少女から大人になる覚悟を決めて歩みだす…。