遊びのつもりが…不倫のきっかけを作った「口説きLINE」

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文・西田彩花

家庭がうまくいっていないときに頼られて…

「今まで自分のことを一途な人間だと思っていました。浮気経験ももちろんないですし、妻を裏切るなんて考えてもいませんでした。だけど、妻が育児に大変だったとき、不倫をしてしまったんです。育児が大変だということはわかっているつもりでした。自分なりに協力しようと努力もしたはずです。それでも、日に日に妻は自分に冷たくなって…。ときに怒鳴られることも。

疲弊している僕に気づいたのか、同じ職場の女性から『最近元気なさそうですけど大丈夫ですか?』とLINEがあったんです。人の優しさに触れたのが嬉しくて。結局家庭の悩みは打ち明けられず、彼女の相談を受ける形に。『数年前に婚約者と破局して、恋愛するのが怖いんです』『あなたみたいな男性がいると、私も立ち直れそう』といった具合に、自分への好意を送ってくるんですね。

『もっと話を聞いてください』と、食事の誘いがあり、頼られていることが嬉しくて、行ってしまったんです。そのまま流れでホテルに行き…。関係は数か
月続きましたが、ある日子どもの寝顔を見て我に返りました。関係を絶った今でも、罪悪感はなくなりません」(ヒロユキ«仮名»/43歳)

家族関係が常に良好とは限りません。だからといって、その間に他の相手と関係を持つのは間違っています。家庭があることをきちんと自覚してほしいものです。軽率な行動で家族が傷つくのは言うまでもありません。

既婚者だと聞いたときには好きになっていて…

「彼と出会ったのは合コン。婚活をしている仲間で集まったので、まさか既婚者がいるとは思いませんでした。良い感じになった男性は、既婚者だったんです。

それに気づいたのは、交際を始めてから。『実は俺、結婚してるんだ』と、突然の告白LINE。もちろん驚きましたけど、もう彼のことを好きになってしまっていて。『妻とはいずれ別れるつもりなんだ。リユのこと大切にするから、今は我慢してほしい』って。私は離婚するのを信じて、彼と交際を続けようと決意しました。

だけど彼は、一向に別れる気配がないんです。結局都合の良い女として扱われていたのだと気づき、バカバカしくなって別れました。付き合った期間の時間を返してほしいです」(リユ«仮名»/34歳)

自分を正当化しているようですけど、既婚者だとわかって関係を続けたのは事実ですよね。自分自身の人生も大切ですが、他人にも人生があります。不倫自体が身勝手なものだと気づくべきでしょう。

マンネリ化した夜の生活の中、火遊びのつもりで…

「若い頃はよく遊んでいたので、もう気が済んだかなと自分で思っていました。妻との関係も良く、不倫する理由もありませんでした。だけど、夜の生活がマンネリ化していて、少し不満があったんですよね。

そんなとき、趣味で定期的に行っているジムに、若い女性が入会してきたんです。はっきり言うとひと目惚れというか、タイプの女性で。ノリで連絡先を聞いて、やり取りをするように。『かわいいよね〜』『超タイプなんだよね〜』とLINEで言っても、まんざらでもない様子。

『モテるでしょ?』と聞いたとき、『好きな人にモテないと意味なんてないですよ。カツヤさんが結婚してなければ良いのに』という返信が。『確かに俺は結婚してるけど、やっぱりそれじゃダメかな?』と聞くと、『それでも良いです』って。正直自分としては火遊びのつもりだったんです。だけど、マンネリ化していた分燃えてしまい…。その後妻にバレて、こっぴどく叱られました。もう不倫は懲り懲りです」(カツヤ«仮名»/35歳)

火遊びのつもりというのは、家族だけではなく不倫相手にも失礼な見方だと思います。だけど、不倫相手の女性も、家庭がある相手と接近するのは間違っています。この男性は、妻に許してもらっただけありがたいのかもしれません。本当に大切なものは何か、きちんと考えてほしいものです。