小松中心部にクマ 民家庭で捕獲、けが人なし

©株式会社北國新聞社

 23日深夜から24日午後にかけて、小松市中心部にクマ1頭が出没し、住民の目撃情報が相次いだ。市と小松署、猟友会が捜索を進め、同日午後6時54分ごろ、同市松任町の民家の庭で捕獲した。けが人はいなかった。市は近隣住民に外出しないよう呼び掛け、芦城公園を立ち入り禁止にするなどし、週末の街中は終日騒然とした。

 市によると、23日午後10時13分ごろ、松任町の2カ所の交差点付近で、相次いでクマが目撃された。24日午前0時半ごろには、巡回中の市職員が丸内中北側の来生寺(らいしょうじ)の前でふんを見つけた。

 小松署や市消防本部、猟友会が24日早朝から、ドローンも使って周辺を捜索する中、午後0時半ごろ、松任町に隣接する新町の民家庭にクマが出没。市職員や署員が周辺を調べたところ、同3時43分ごろ、松任町の民家の庭に潜んでいるのを確認した。

 現場は規制線が張られ、盾を手にした署員が警戒に当たり、物々しい雰囲気に包まれた。午後6時ごろ、石川県白山自然保護センター職員が麻酔銃を2発命中させ、動かなくなったのを確認した上でおりに収容した。クマは体長約1メートルの成獣の雌で、今後については未定。

 現場は住宅や商店が密集する旧市街地の北部で、市役所や小松高が近接する。土曜のこの日、小松高は3年生の模試や部活を実施しており、保護者の迎えを求めた。近くのアル・プラザ小松は搬入口のシャッターを小まめに閉め、入り口でラジオを流すなどの対策を講じた。

 市は早朝から対策会議を開き、芦城公園をはじめ周辺の公園を立ち入り禁止とした。防災行政無線で外出を控えるよう繰り返し呼び掛けた。