上野樹里 被災地への思いを涙を浮かべて語る「10年経っても変わらない心や、忘れてはいけない思い」

©株式会社フジテレビジョン

11月2日(月)から秋・冬2クール連続で放送されるフジテレビ月9ドラマ『監察医 朝顔』(第2シーズン)の制作発表会見が、10月24日に行われ、上野樹里、風間俊介、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、戸次重幸、平岩紙、板尾創路、山口智子が登壇した。

『監察医 朝顔』は同名漫画作品を原作に、法医学者の娘と刑事の父という異色の父娘を描くヒューマンドラマ。主人公の万木朝顔(まき・あさがお)を上野樹里、その父の万木平(まき・たいら)を時任三郎が演じる。

会見前半では、今回が第2シーズンとなることや、“月9”史上初の2クール連続での放送になることへ印象や、現場でのエピソードなどを披露し、中盤では、2シーズン目ならではのチームワークの良さを見せた出演者たち。後半では上野が本作への熱い思いを打ち明けた。

本作の主人公の朝顔は、東日本大震災による津波で母を失っており、撮影を実際に被害に遭った陸前高田市でも行っている。そこで、上野が陸前高田市を訪問した際に、案内をしてくれたという福田利喜陸前高田市議会議員からの手紙が公開された。

手紙には単なるドラマの撮影地という思いを超えて、陸前高田への思いを持ってくれている上野への感謝の言葉や、コロナ禍で中止になってしまった七夕祭りに対し、ドラマ出演者とスタッフから山車が贈られたこと、上野が現場で娘のつぐみ役の加藤柚凪に、シロツメクサで花飾りを作っていた思い出などがつづられていた。

上野は山車について、陸前高田で撮影をしている合間に、キャスト、スタッフで折った鶴を使って作ったものだと言い、それまで鶴を折ったことがなかった加藤が「すごく小さいサイズだったので大変でしたけど、一生懸命折ってくれた」と話した。

また陸前高田について「自然が豊かで、ロケをしていても気持ちが良くて、故郷に帰ってきたような気持ち。豊かな自然の風景を見ると心も癒されてなんだか嬉しい気持ちになる」と明かした。

ただ完全に復興されたわけではなく、コロナ禍がさらに追い打ちをかける事態となっていることにも触れ「このドラマが放送される時に、震災があってちょうど10年という年を迎えます。10年経って街が変わっても、変わらない心や、忘れてはいけない思い、また今新たに感じる気持ちなどを、このドラマを通して皆さんに伝えられればいいなと思います。またこのドラマを見た方が、自分にできることは何かないかなって思ってくださればいいなと思います」と時折、目に涙を溜めながら語った。

さらにこの日の会見に参加できなかった、時任からのメッセージ動画も公開。

「去年のファーストシーズンに続き、今年の2月、雪の中でクランクインして、暑い夏を超え、そしてコロナもあり大変でしたけど、スタッフの皆さんのチームワークと出演者の皆さんの頑張りとで乗り越えられた気がします。特に上野樹里ちゃん、本当に明るくて前向きでいつも元気をもらっています。それから風間くんいつも現場を仕切ってくれてありがとう。そんなふうにみんな頑張っていますので皆さんよろしくお願いします」

風間が“現場を仕切っている”というコメントに、風間自身は「時任さんの器の大きさ、温かさの中で自由にやらせていただいている」と、時任の存在があってこその“仕切り”だと説明。「時任さんがいてくれれば、何があっても大丈夫」と全幅の信頼を寄せていることもうかがわせた。

そんな風間は、時任の現場でのかわいらしいエピソードも披露。撮影が行われている万木家が古い日本家屋なため、天井が低く、身長の高い時任は苦労しているという。

「時折、平のおでこが赤くなってるかもしれない(笑)」と言い、シーズン1でよく頭をぶつけていた時任が、シーズン2は、前回を経ているからもうぶつけないと、宣言したものの「僕はやらないよって言った日に4回ぶつけましたから(笑)」と暴露。ただ「そういうお茶目なところにも現場がほっこりしている」と時任の人柄を明かした。

会見の最後には、上野が挨拶。「コロナ禍で暗い気持ちになることもあると思いますが、このドラマを見て、明日も頑張ろうとか思ってもらえると嬉しいです。(このドラマに出演している)みんなが集まると、本当に何気ないことでも、何かエネルギーが出てるんですね。そのエネルギーで明るい気持ちになっていただけたらと思います。法医学を扱ったドラマだと聞くと真面目で暗いのかなって思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、前作で母の死も乗り越えて成長した朝顔と共に、皆さんといち早く再会できることを楽しみにしています」と熱い思いを語って、締めた。