【新型コロナ】神奈川県内で2人死亡 新たに62人感染

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で24日、2人の死亡と、10歳未満~80代の男女62人の感染が新たに確認された。うち25人の感染経路が不明という。

 横浜市の80代女性は9月15日に陽性と判明し入院していたが同29日に死亡した。基礎疾患はなかった。

 相模原市によると、亡くなった県内在住の80代男性はクラスター(感染者集団)が発生した「ふじの温泉病院」(同市緑区)に入院していた。脳血管系の基礎疾患があったという。同病院では新たに医師や看護師ら職員8人の感染が判明。感染者は計35人となった。

 横浜市によると、20代女性は市内の接待を伴う飲食店に勤務。同店関連の感染者は従業員5人となり、市はクラスターと認定した。また、市内の食品加工関連会社に勤務する20代女性が感染し、同社関連の感染者は8人となり、市はクラスターが発生したとみている。

 川崎市によると、既に14人の感染が確認されている宮前区の英語教室で新たに40代男性職員の陽性が判明。また、この教室に通う男児が通学する市立梶ケ谷小学校(高津区)の30代女性担任教諭も陽性が判明したほか、同じクラスの10代女児も感染が確認された。

 県によると、愛川町の50代男性は、クラスターが発生した10日のパーティーに参加しており、パーティー関連の感染者は44人(うち参加者31人)となった。

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