【横浜DeNA】石川が退団へ ベイ一筋16年、現役続行希望

石川雄洋内野手

 横浜DeNAの石川雄洋内野手(34)が今季限りで退団する見通しであることが24日、分かった。球団から来季の構想外であることを伝えられたが、本人は現役続行を希望しているという。

 名門横浜高出身のベテランが、ベイスターズのユニホームを脱ぐことになった。背番号を7から42に変更した16年目の今季、1軍出場はなし。2軍で本職の二塁手だけでなく一塁を守るなどして出番を待ったが、1軍の首脳陣から声が掛かることはなかった。29日に横須賀スタジアムで行われる2軍の西武戦がベイスターズでのラストゲームとなりそうだ。

 石川は2005年にドラフト6巡目で入団。俊足、好打、小技ができる万能プレーヤーとして10年には131試合に出場し、いずれも自己最多の153安打、打率2割9分4厘をマーク。球団名が横浜DeNAになった12年には「初代キャプテン」に指名され、高校の後輩である筒香に譲るまでの3年間、チームをまとめた。昨季8月に通算千安打を達成している。

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