女子やり投げの寺田(諫早)は48メートル00の7位で高校最後の全国大会を終えた。今季は高校トップレベルとなる53メートル68をマークした夏をピークに調子が下降。ようやく復調の兆しが見えてきた状況での結果に、鳥巣監督は「今の調子ではよく投げた方。これもいい経験」とねぎらった。
中学時代までは野球部に所属。高校からボールをやりに握り替えて日本一を目指し、2年時に秋の国体で3位、U18日本選手権で優勝した。この夏に出した53メートル68は、日本陸連の「全国高校リモート選手権」でトップの記録だった。ただ、今大会はピークを合わせられずに「自分の投げができなかった」。
本格的に競技を始めて約2年半。伸びしろはまだまだ残っている。今後が楽しみな18歳は「大学では、もう悔しい思いをしたくない。1年生から全国で上位争いをして、いつか世界を目指したい」と涙をふいた。
全国高校陸上 女子やり投げ 寺田(諫早) 復調し切れず7位
- Published
- 2020/10/25 10:29 (JST)
- Updated
- 2020/10/25 11:01 (JST)
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