陸自第3師団で殉職隊員追悼式 152人の冥福祈る

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弔銃斉射を行う儀仗隊=24日、兵庫県伊丹市の陸上自衛隊千僧駐屯地

 陸上自衛隊で近畿2府4県の防衛警備にあたる第3師団(師団長・山根寿一陸将)は24日、師団司令部を置く兵庫県伊丹市の千僧駐屯地で殉職隊員の追悼式を行った。遺族と管内の部隊長らが参列し、志半ばで亡くなった152人の冥福を祈った。

 式は1968年から毎年実施している。自衛隊の前身だった警察予備隊と保安隊の時代も含め、公務中に殉職した同師団の隊員や遺族が管内に居住する隊員が対象。今年は3人が殉職者名簿に加わった。

 講堂では黙とうと名簿奉納の後、執行者の山根師団長が「同僚を失う悲しみを繰り返すことのないように努力を重ね、国の安全を願ってこられた、み霊の崇高な志を受け継いで隊務に精励したい」と追悼の辞を述べた。参列者の献花に続き、第37普通科連隊(和泉市)の隊員で構成する儀仗(ぎじょう)隊が拝礼後、弔銃の空包を響かせた。

 自衛隊遺族会陸上部会「わかばと会」中部方面分会阪神支部の宮宅哲也理事は「ここに152柱のみ霊が眠っていることを忘れず、引き続き訓練や災害派遣などに精励されることを祈念します」とあいさつした。

 今年は新型コロナ禍を受け、参列者の人数を制限するなど規模を縮小した。