秋キャベツ 丸々 三条で出荷始まる

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肥沃な土壌で育った秋キャベツを収穫する生産者の田村和幸さん=21日、三条市栗林

 新潟県内トップクラスのキャベツ産地である三条市で、秋キャベツの出荷が始まった。信濃川の河川敷沿いの肥沃(ひよく)な土壌で丸々と育ったキャベツを生産者が一つずつ収穫している。

 同市の石上地区と栗林地区では、三条園芸振興協議会の会員21人が秋キャベツを栽培している。栽培面積は計約9.7ヘクタール。全体の6割ほどを占める主力品種は「初恋」で、そのほか「楽山」「稜山2号」などをリレーしながら、11月末ごろまで出荷が続く。

 JAにいがた南蒲(同市)によると、今年は8月から9月の植え付け時期に高温だった影響で収穫量は例年よりやや少なくなる見込み。ただ、気候はその後安定し、玉もそろって大きくなり、品質は良好という。約4万5千箱の出荷を予定。県内5市場を通じ、スーパーなどの店頭に並ぶほか、市内の学校給食にも使われる。

 21日は秋の日差しの下、協議会副部会長の田村和幸さん(65)らが栗林地区のほ場で、朝から収穫、箱詰め作業に励んでいた。田村さんは「今年は植え付け時期の天候に苦労したが、ここまで大きくなった」と目を細め、「秋キャベツはみずみずしく柔らかくておいしい。さまざまな料理に使えるので、大いに消費していただければ生産者としてうれしい」と話した。