まさかの結末 レイズが9回裏2得点で逆転サヨナラ勝ち!

【ドジャース7-8xレイズ】@グローブライフ・フィールド

レイズは1勝2敗で迎えたドジャースとのワールドシリーズ第4戦に8対7で逆転サヨナラ勝ちを収め、対戦成績を2勝2敗のタイとした。第4戦は中盤以降に点の取り合いが繰り広げられ、9回裏にブレット・フィリップスのタイムリーにドジャースのミスが絡んでレイズが一気に逆転サヨナラ勝ち。なお、レイズの筒香嘉智はワールドシリーズで4試合連続のベンチスタートとなり、9回裏に代打で登場したが空振り三振に倒れた。

ドジャースがフリオ・ウリアス、レイズがライアン・ヤーブローの両左腕の先発で始まった一戦は、1回表二死からジャスティン・ターナーの2号ソロでドジャースが先制。ターナーはこれがポストシーズン通算12本目の一発で球団記録を更新し、2試合連続で初回に本塁打を放つのはワールドシリーズ史上初の快挙となった。

ドジャースは3回表二死からシーガーの2号ソロで1点を追加。4回裏先頭のランディ・アロサレーナに2号ソロを浴びて1点を返されたが、5回表二死二塁からマックス・マンシーにタイムリーが出て再びリードを2点に広げた。なお、アロサレーナは今回のポストシーズンで9本目のアーチとなり、メジャー新記録を樹立した。

このあとは点の取り合いとなり、5回裏にレイズがハンター・レンフローの1号ソロで1点を返すと、ドジャースは6回裏二死一・二塁からエンリケ・ヘルナンデスのタイムリー二塁打で4点目。6回裏にレイズがブランドン・ラウの3号3ランで試合をひっくり返したが、ドジャースは7回表二死満塁から代打ジョク・ピーダーソンの2点タイムリーで6対5とリードを奪った。

7回裏にケビン・キアマイアーの2号ソロで6対6の同点に追い付かれたドジャースは、8回表先頭のクリス・テイラーが二塁打でチャンスメイクし、二死後にシーガーが詰まりながらもショートの頭上を越えるタイムリーを放って勝ち越しに成功。ドジャースはこの試合の全7得点を二死から奪う驚異の勝負強さを見せた。

1点をリードしたドジャースは、ブルスダル・グラテロルが8回裏二死一・二塁のピンチをしのいだが、9回裏に登板したクローザーのケンリー・ジャンセンが二死一・二塁のピンチを招き、フィリップスのタイムリーに中堅手のテイラーのエラーが絡んで一塁走者も一気に生還。レイズがまさかの逆転サヨナラ勝ちを収めた。勝利投手はジョン・カーティス(1勝0敗)、敗戦投手はジャンセン(0勝1敗)となった。

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