【新型コロナ】25日の神奈川、61人感染確認 横浜の70代男性が死亡

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内では25日、横浜市の70代男性が死亡し、新たに10歳未満~90代の男女計61人の感染が確認された。うち15人の感染経路が不明という。

 同市によると、死亡した男性は11日に発熱し、17日に感染が判明していた。同市では、市内の高齢者入所施設で80代と90代の女性2人の感染が判明。県所管域で判明した2人と合わせて、同施設の感染者は計6人となり、市はクラスター(感染者集団)と認定した。

 県によると、愛川町の10代アルバイト男性と20代男性会社員は、クラスターが発生したパーティーに同僚や知人にあたる男性が参加し、感染していた。パーティー関連の感染者は46人(うち参加者31人)になった。

 川崎市では、15人の感染が確認されていた宮前区の英語教室で、10歳未満の児童4人と30代の女性職員の陽性が判明。同教室関連の感染者は、計20人となった。

 相模原市でも、クラスターが発生していた国立病院機構相模原病院(同市南区)で、80代の女性入院患者の感染が確認され、同病院関連の感染者は計12人。「ふじの温泉病院」(同市緑区)では、職員3人と入院患者2人の感染が判明し、同病院関連の感染者は計40人となった。

 藤沢市では、同市立中学校の10代の女子生徒の陽性が判明。同市教育委員会は当該校を26、27両日、臨時休校とする。

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