なぎなたポロシャツ デザイン決まる 松浦市

アオナツプロジェクトで全国のなぎなた部員に送る記念品になる予定のポロシャツ。高校生の意見をデザインに生かした=松浦市役所

 新型コロナウイルス感染拡大で中止になった全国高校総合体育大会(インターハイ)のなぎなた競技会場だった長崎県松浦市が進めている「アオナツプロジェクト」で、記念品となるポロシャツのデザインが決まった。
 同プロジェクトは「なぎなたのまち」を掲げる同市が、“幻の大会”となったインターハイをカタチにして全国の高校のなぎなた部員に贈ろうと企画。ふるさと納税制度を活用して利用目的を限定したガバメントクラウドファンディング(GCF)で1千万円を目標に寄付を募り、金額に応じポロシャツや手ぬぐいを作製。全国のなぎなた部員約1600人に届ける。
 ポロシャツはスポーツウエアメーカーのデサント製。県内で唯一、なぎなた部がある県立松浦高の生徒がデザインに参加した。肩から胸にかけてインターハイやなぎなた競技のロゴをあしらい、高校生が考えた「仲間と一緒に練習に励んできた たくさんの思い出と闘志が胸の中にある 日本一をつかみ取ってみせる」とのメッセージを英文でつづっている。文字やロゴは白、黄、紫の3色。
 現在、寄付総額は約325万円。ポロシャツは700万円時点での記念品。市生涯学習課では「募集期限の11月2日まで残り少ないが、広く協力を呼び掛け、プロジェクトを実現させたい」と話している。問い合わせは同課(電0956.72.1111)。

© 株式会社長崎新聞社