七尾市長に茶谷氏 現職に812票差

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 任期満了に伴う七尾市長選は25日、投開票が行われ、無所属新人の税理士茶谷義隆氏(55)=魚町=が1万1574票を獲得し、初当選を果たした。石川県内の市長で最年少となる。無所属の現職不嶋豊和氏(71)=鵜浦町=は1万762票で、茶谷氏と812票差だった。新人森山外志夫氏(71)=鍛冶町=は5301票だった。投票率は63・34%で、選挙戦となった2012年の61・63%を上回った。

 茶谷氏は8月10日に立候補を発表した。市民主体のまちづくりを掲げ、学校給食費の無償化や議員報酬増額の凍結、プロスポーツを通じた交流人口の拡大などを公約に掲げた。

 立憲民主党の近藤和也衆院議員、自民党の和田内幸三石川県議、市議会第2会派「新政会」などの支援を受け、辻立ちや遊説で市内全域に支持を広げた。街頭演説では、ほかの候補者との年齢差を強調して市政刷新を訴え、反市長票を取り込んだ。

 不嶋氏は8月7日、市議会本会議の答弁で出馬を表明した。自民党の西田昭二衆院議員、清水真一路県議、市議会第1会派「灘会」の市議らが推した。七尾駅前の複合商業施設パトリアへの総合ディスカウント店「ドン・キホーテ」の確実な誘致、来年4月の子ども医療費完全無料化、能越自動車道の整備促進などを訴えて選挙戦を展開したが及ばなかった。

 森山氏は9月18日に出馬を明らかにした。会社経営やまちづくり活動の経験、人脈を前面に出して、子育て支援や若者向けの起業支援などを訴えたが伸びなかった。

 茶谷氏の任期は11月7日から4年間。当選証書付与式は今月27日に市役所で行われる。