【みちのりHD】福島交通・会津バスの高速/路線バスでキャッシュレス決済導入

みちのりホールディングス(以下、みちのりHD)、福島交通、会津乗合自動車(以下、会津バス)、小田原機器は、福島交通・会津バスが運行する高速バス「会津若松・福島-仙台空港線」、福島交通の運行する路線バス「郡山-福島空港線」の車内において、キャッシュレス決済の導入を決定した。

10月28日からVisaのタッチ決済、PayPay、Alipay、LINE Payを、12月以降に楽天ペイをそれぞれ導入する。みちのりHDでは今回同様キャッシュレス決済をグループ各社にて積極的に展開している。なお、Visaのタッチ決済のバス車内への導入は国内で初めての事例。

追加設備はバス車両の乗降口にタブレット端末を設置するのみで、そのほかの外付けのデバイスは不要。多区間運賃に対応することで、利用客が現金を準備したり両替をしたりする負担の軽減も狙う。

決済イメージ(左:Visaのタッチ決済、右:QRコード決済)

みちのりHDは導入の目的について、利用者の利便性向上を通じた高速バス・路線バスの利用促進や運転手の業務負荷の軽減、さらには新型コロナウイルスの感染予防やインバウンド観光客の利便性の向上を挙げている。

サービス設計・システム導入支援は、みちのりHDが担う。福島交通と会津バスはバス運行とシステム運用、小田原機器はタブレット端末等の開発・提供をそれぞれ行う。

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