中森俊介、高橋宏斗、山下舜平大だけではない! 高校生ドラフト注目選手は?

苫小牧中央・根本悠楓(左)と中京高・元謙太【写真:石川加奈子、福岡吉央】

苫小牧中央の左腕・根本、中京高の遊撃手・元らが有望株

今年も「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日に開催される。今年は216名の高校生がプロ志望届を提出。春、夏の甲子園の中止をはじめ、大会やチームの活動が制限される中、例年に比べ、情報は少ないが、明石商・中森俊介投手、中京大中京・高橋宏斗投手、福岡大大濠・山下舜平大投手を筆頭に多くの逸材が存在。他にも見逃せない選手がいる。

中森、高橋、山下が上位候補になるのは間違いない。彼らに次ぐ好投手として紹介したいのが、苫小牧中央・根本悠楓投手。全国中学決勝での完全試合に加え、第9回BFA U-15アジア選手権で最優秀投手を獲得。甲子園出場こそないが、完成度の高い最速146キロの左投手。柔軟性もあり、打者の手元で伸びる球も素晴らしい。他に智弁和歌山の152キロ右腕・小林樹斗投手、二刀流の白樺学園・片山楽生投手、横浜の左腕・松本隆之介投手、静岡商・高田琢登投手らがドラフト会場で名前が上がるだろう。

打者に目を向けると中京高の元謙太内野手は走攻守、どれをとってもトップクラス。186センチ、86キロ。中学時代は陸上部に所属していたため、脚力、下半身の強さもある。中京大中京の中山礼都内野手は同級生の高橋に注目が集まりがちだが、「3番・遊撃」でチームを牽引。こちらも走攻守のバランスが良く、同校OBの広島・堂林翔太内野手クラスとの呼び声も高い上位候補だ。

明石商の来田涼斗外野手も言わずと知れた上位候補。また、東海大相模の西川僚祐外野手は右投右打の強打者で、高校通算55本塁打を記録した。素材型として、魅力のある逸材だ。花咲徳栄の井上朋也内野手は高校1年生の時から甲子園に出場。外野手から今年は三塁手もこなした。高校通算50本塁打を誇る強打が魅力だ。近江の土田龍空内野手、履正社の小深田大地内野手、智弁和歌山の細川凌平内野手らセンスある好選手のほか、高校生合同練習会で注目を集めた左の強打者、広島商の寺本聖一外野手も指名があるか楽しみだ。

昨年はヤクルト1位で沸いた奥川恭伸投手がいた星稜高からは内山壮真捕手の評価が高い。もともと、遊撃手としても定評はあったが、捕手に転向した。パンチ力は備えている。捕手では強肩強打の左打者、日大藤沢の牧原巧汰も注目。スローイングもバットコントロールも高校生ではトップレベル。他にも磐田東の二俣翔一捕手、履正社の関本勇輔捕手らがスカウトから視線を送られている。(Full-Count編集部)

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