間取りの自由度が増すにつれて、階段のバリエーションも豊富になってきています。中でも“リビング階段”に憧れを抱く人は多いようですが、みなさんはきちんとメリット・デメリットを把握できていますか?
たとえばリビング階段のメリットには、以下のような内容が挙げられます。
■リビング階段のメリット
・部屋が明るくなる、開放的になる、広く感じる
・ビジュアルが圧倒的におしゃれ
・必然的にリビングを通るため、家族とコミュニケーションをとる機会が増える
・2階に行くのが億劫にならない
・階段にも冷暖房が効いている
「部屋が明るくなる」「おしゃれ」などのビジュアル面はさることながら、ネット上で意外に多かったのが「家族とコミュニケーションをとる機会が増える」というコメント。中には子どもの反抗期防止に備えて、あえてリビング階段を選んだという人も少なくありません。
おしゃれなうえに、プラスな影響をもたらすリビング階段。一見いいこと尽くめのようにも見えますが、どんなものにもメリット・デメリットがつきものです。ではそのデメリットとは一体……?
■リビング階段のデメリット
・部屋の冷房が効きにくい、ゆえに電気代がかさむ
・魚や肉を焼いた時に匂いが全部2階に行く
・来客がいると1階に降りるのを躊躇ってしまう
・子どもやペットが階段にのぼろうとして危ない
・音が筒抜け
特に多くの人が挙げていたのが、「エアコンが効きにくい」という意見。せっかくエアコンをつけても冷気や熱が分散されてしまうため、なかなかエアコンが効きません。しかも冬に至っては、階段から冷気が流れ込んできます。
そんな冷暖房の効き目を考慮して、最近は“扉付きリビング階段”を検討する家庭も多い模様。扉は「引き戸」や「折れ戸」などのタイプから選べるほか、既存の階段に扉だけ設置することもできます。
また「そこまでお金をかけられない!」という方には、市販のロールスクリーン・カーテンを取りつける方法もおすすめ。実際にネット上でも
「カーテンがあるとないとでは全然違う」
「リビング階段にカーテンをつけたら劇的に体感温度が変わった」
などのコメントが上がっていました。
おしゃれな家の代名詞ともいえるリビング階段。設置後にどのような影響をもたらすのか、しっかり把握したうえで検討していきたいですね。
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