【ドラフト】12球団の支配下指名終了 近大・佐藤は阪神、早大・早川は楽天が交渉権、田澤は指名されず

阪神1位の近大・佐藤輝明(左)と楽天1位の早大・早川隆久【写真:編集部、荒川祐史】

支配下では全部で74人が指名された

2020年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルで開催され、支配下で74選手が指名された。今ドラフトの“目玉”として注目を集めた近大の佐藤輝明内野手は4球団競合の末に阪神が、早大の早川隆久投手は4球団競合の末に楽天がそれぞれ交渉権を確定させた。

近大の佐藤には事前に指名を公表していた巨人、ソフトバンク、オリックスの3球団に加えて、阪神も入札。別室での抽選の末に矢野燿大監督が当たりクジを引き当てて交渉権を確定させた。早大の早川には指名を公表していたロッテ、ヤクルトに加えて、楽天と西武が入札。楽天の石井一久GMが引き当てて交渉権を獲得した。

日本ハムは公表していた通りに地元・北海道の苫小牧駒大・伊藤大海投手、中日も公表していた通りに地元・愛知の中京大中京・高橋宏斗投手に入札。広島はトヨタ自動車・栗林良吏投手、DeNAは明大・入江大生投手を指名し、4球団は競合することはなく、一本釣りに成功した。

また、福岡大大濠の山下舜平大投手はオリックスの“外れ1位”で指名され、明石商の中森俊介投手はロッテ2位、来田涼斗外野手はオリックス3位でそれぞれ指名された。亜大の平内龍太投手を外れ1位で指名した巨人は2位で東海大の山崎伊織投手を指名。山崎はトミー・ジョン手術を受け、社会人野球志望とされていたが、一転してプロ志望届を提出していた。

また、ルートインBCリーグ・埼玉武蔵の田澤純一投手は支配下では指名されなかった。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2