2人乗りベビーカー、たたまず乗車OK 11月から横浜市営バス

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横浜市営バス

 横浜市交通局は、市営バスの全路線で2人乗りベビーカーに子どもを乗せたまま乗車できるようにする。1人乗りと比べてサイズが大きく、通路をふさぐなどの理由でこれまでは断っていたが、11月1日から運用を改め、折りたたまずに使用できるようになる。

 同局によると、利用時は降車扉から乗車。車いすのスペースにベビーカーを進行方向と逆向きにして止める。その上で、ベルト2本を使い、バスにベビーカーを固定させるという。

 従来、市営バスには一部座席を格納することで2台分の車いすスペースを確保しており、今回の運用変更で同スペースに2人乗りベビーカーを置く形になる。

 通院などで公共交通機関を利用することも多い中、2人乗りベビーカーの利用者からは「複数の乳幼児を抱えながら、折りたたんで乗車するのは難しい」といった声が上がっていた。

 こうした実情を踏まえ、国土交通省が設置した「子育てにやさしい移動に関する協議会」が3月に出した取りまとめは、2人乗りベビーカーを乗り合いバスで「折りたたまず使用できることを基本」とした。

 同局の対応はこの方針に従った形。同局は「ベビーカーのスペースを確保するため、席を譲ってもらう必要が出てくるかもしれないが、子育て世代の大変さも理解し、支え合って利用していただければ」と話している。