仮想旅と現実体験、ベトナムで鹿児島PRオンラインツアー 県観光連盟やHISが連携

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実際に店舗ですし握り体験する参加者(インターネット中継映像から)

 鹿児島県や県観光連盟は25日、エイチ・アイ・エス(HIS、東京)と連携し、ベトナムで訪日体験オンラインツアーを始めた。一つの会場に参加者を集め、鹿児島の観光スポットを動画で巡る仮想旅と寿司(すし)握りなど現実の体験を提供する。新型コロナウイルス収束後を見据え、印象に残るPRを目指す。

 新型コロナの影響で鹿児島空港からの直行便就航が延期になる中、交流拡大の機運を維持しようと企画した。鹿児島市、北薩、南薩の3コースを設定、8回ずつ実施する。

 初回の25日は、ホーチミン市の日本料理店が会場。HISの現地パートナー業者が、鹿児島市でのバスツアーを想定し、動画を使って仙巌園や桜島などを案内した。

 参加者10人は、同市の康正産業の「寿司学校」の動画を見た後、店で実際に握りに挑戦。桜島の天然足湯の紹介では、温泉のもとを溶かした湯おけに足を浸した。

 ツアーは2時間半で、料金は昼食付き50万ドン(日本円で約2272円)。今後、タイやシンガポールでの展開も考えている。県観光連盟海外誘致部の木野可南子さん(28)は「『鹿児島に行ってみたい』との思いにつながれば」と話した。