オータムカップ最終戦、勝利掴めず。課題は山積み

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関東大学バスケットボールリーグ戦の代替大会として開催されたオータムカップ2020(オータムカップ)。ここまで日大、中央大に敗れている早大は、拓殖大との11位決定戦に臨んだ。幸先の良いスタートを切るものの、徐々に点差を広げられる。後半に入り、一度は縮めた点差を再び突き離されると、一方的な展開に。第4Qではボールへの執念を見せ、Q内での得点では上回り追い上げを見せる。しかし依然として点差を縮められないまま、試合終了。オータムカップを最下位で終えた早大は、全国大学選手権(インカレ)出場枠をかけ、2部1位のチームとのインカレチャレンジカップに臨む。

お互いのディフェンスが踏ん張り、ロースコアの展開になった第1Q。中央大戦で負傷した宮本(スポ3=神奈川・桐光学園)が欠場する中、小室悠太郎(社4=石川・北陸学院)、土屋大輝(スポ2=福岡大大濠)を中心に攻撃を組み立てる。早大は、素早いパス回しから、フリーとなった小室のスリーポイントシュートで先制。一方の拓殖大は、ジョフユセフ(1年)にボールを集めながら、オフェンスを繰り広げた。僅差のリードを保っていた早大だが、第1Qを残り2分を過ぎたところで逆転されると、立て続けにシュートを決められ、11-16で第1Qを終えた。これ以上差をつけられたくない第2Qではあったが、第1Q終盤からの拓殖大ペースは変わらず、連続でゴールを許す。アウトサイドからの散発に終わる場面が増えていた早大に対し、コートを縦横に使っていた拓殖大が着実に点数を重ねた。気がつけば15点差と大量リードを許してしまった。その後、神田誠仁(社2=静岡・浜松開誠館)のエネルギッシュな切り込むドライブや、土屋の落ち着いたシュートで得点を積み重ねるも、点差は縮まらず27-42で前半を折り返した。

速攻をしかける土屋

第3Q、受け身にならず攻めていきたい早大は、小室のスリーポイントや、柳川幹也(スポ4=石川・北陸学院)のパスカットからの得点で、10点差にまで詰め寄る。だが、反撃の時間は長くは続かなかった。ジョフユセフの豪快なダンクを皮切りに再び拓殖大のオフェンスが勢いづき、再び15点以上離されてしまう。「下を向いてしまうところがある」と小室が試合後振り返ったように、再度広がる点差の前に、チーム全体の士気がなかなか上がらず、一方的な展開に持ち込まれた。ブザービーターも決められ、第3Q終了時は41-67となった。第4Q2分には2本連続で拓殖大・齊藤祐介(4年)にスリーポイントを決められ、この試合最大の36点差をつけられる。勝負ありとも言える状況の中、早大はタイムアウトを取り気持ちの切り替え図る。一段階ギアを上げた早大は、チーム全員でボールをつなぎ、小室、土屋、柳川らが立て続けに、シュートを決める。それでも最大36点となった差を覆すことはならず、試合終了。オータムカップカップは、未勝利で終えることとなった。

力強く切り込んでいった神田

本大会の結果、早大は全国大学選手権(インカレ)の出場権をかけ、インカレ・チャレンジマッチ2020にて、オータムカップ2部1位のチームと対決する。絶対に負けられない1発勝負だ。だが早大は昨年、関東大学リーグ1部残留のためには1敗も許されない、という逆境をはねのけてきた。今シーズンはコロナの影響で、新体制になってからの試合数も少なく、パスワークや粘り強さなど課題が山積している。この困難も乗り越えられるかーー。チーム一丸となって、勝利をつかむ。

(記事、写真 樋本岳)

1Q2Q3Q4Q合計

1116142667

拓殖大1626231885

C#41 小室悠太郎主将(社4=石川・北陸学院)
G#14 柳川幹也(スポ4=京都・洛南)
G#1 神田誠二(社2=静岡・浜松開誠館)
G#12 土家大輝(スポ2=福岡大大濠)
F#13 星川堅信(スポ1=京都・洛南)