新型コロナ検査機関774カ所を指定 兵庫県「まずかかりつけ医に電話を」

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 兵庫県は26日、かかりつけ医がいる診療所など身近な医療機関が、新型コロナウイルス感染症の診療や検査を担う「診療・検査医療機関」を774カ所指定したと発表した。発熱などコロナが疑われる人はこれまで、主に保健所に電話相談していたが、27日以降はまずかかりつけ医に電話で相談する方式に変更となる。(藤井伸哉)

 新たな仕組みでは症状が出た場合、すぐに受診するのではなく近くの診療所などに電話相談し、可能な場合はかかりつけ医が診察する。診療できない場合、患者はかかりつけ医から同医療機関の紹介を受ける。かかりつけ医がなく、問い合わせ先が分からない場合は、保健所内の「受診・相談センター」や県の新型コロナ健康相談コールセンターに電話する。

 かかりつけ医や保健所などは、同医療機関の場所や連絡先を共有しており、患者側に紹介する。ただし、風評被害や患者が殺到する恐れがあるとして、県は同医療機関の情報を一般には公開しない。

 厚生労働省は、冬のインフルエンザと新型コロナ感染症との同時流行に備え、検査の迅速化や保健所の負担軽減を目指し、都道府県に同医療機関を含めた体制整備を求めていた。

 県は250カ所の指定を目指して医師会などに協力を求めた結果、3倍以上の医療機関が応じた。

 地域別の設置数は、神戸=221▽阪神=235▽東播磨=80▽北播磨=40▽中播磨・西播磨=112▽但馬=24▽丹波=19▽淡路=43-の計774カ所で、内科や小児科が大半を占める。県によると、県内には内科と小児科が病院、診療所を合わせて約2600カ所あるという。

 井戸敏三知事は26日の会見で、「(症状があっても)かかりつけ医に直接駆け込まないでほしい。電話相談が(コロナを)うつさない、うつらない行動になる」と訴えた。