連合長崎 30周年記念式典 衆院選4人推薦を再確認

連合長崎の結成30周年を祝った記念式典=長崎市元船町、平安閣サンプリエール

 連合長崎(宮﨑辰弥会長)は26日、長崎市内で地方委員会を開き、2月に推薦を決めた次期衆院選長崎1~4区の立候補予定者について、推薦することを改めて確認した。合流新党「立憲民主」と、新「国民民主」の結成を受け、4人と政策協定を結び直した。
 1区は国民現職の西岡秀子氏、2区は立民現職(比例北陸信越)の松平浩一氏、3区は立民新人の山田勝彦氏、4区は立民新人の末次精一氏。
 連合長崎は2月に推薦を決め、連合本部に申請したが旧立民、旧国民の合流協議の関係で保留となっていた。連合本部は15日、立民を総体として支援し、国民の候補者も支援する基本方針を決めている。宮﨑会長は取材に「西岡さんは応援するにふさわしい。政党はどうあれ、4人を全力で応援していく」と述べた。
 委員会では2021年度の運動方針なども承認した。
 新型コロナウイルスの影響で延期されていた結成30周年記念式典も開き、歴代役員らが出席。宮﨑会長はあいさつで「県下の働く仲間全体の生活向上に全力を傾注する」などとした結成時の宣言を紹介。「対立もあった労働団体を一つにまとめて結成された。当時の思いを引き継いでいく」と決意を新たにした。来賓の中村法道知事は「数々の実績はたゆまぬ努力のたまもの。経済活性化へさらなる力添えを」とあいさつした。
 連合長崎は1990年5月24日、官公庁と民間の労組が一緒になった官民統一のローカルセンターとして結成。9月1日現在、27産別、約5万人が加盟している。

© 株式会社長崎新聞社