今度はあの名作に挑戦する向井理

俳優の向井理と人気グループ「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔が、WOWOW開局30周年記念連続ドラマ「連続ドラマW 華麗なる一族」(来春放送)に兄弟役で出演する。

発表によると、1973年に出版された、作家の故・山崎豊子さんの不朽の名作が原作。物語は、大阪万博を控えた高度経済成長期の関西政財界を背景に、富と権力を巡る人間の野望と愛憎をが描かれ、阪神銀行頭取・万俵大介の壮大な野望の歯車となり、2人の息子が運命を大きく狂わせるというストーリー。

<関連記事 「連続ドラマW 華麗なる一族」キャラビジュアル>

07年にTBS系でドラマ化された際には、主人公を鉄平とし、木村拓哉が主演。大介を北大路欣也、銀平を山本耕史が演じた。

今回は、原作どおり大介が主人公で、中井貴一が演じる。向井は、大介の長男の鉄平。藤ヶ谷は次男の銀平役を演じるという。

また大作に挑むことになった向井だが、横浜出身で1浪後、明治大学農学部生命科学科へ進学。アルバイトでバーテンダーを務めていたところ、スカウトされ芸能界入りを果たした。

06年にデビューし、10年に連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で松下奈緒演じるヒロインの夫・村井茂役を演じた。11年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」では、上野樹里演じる主人公・江の夫、徳川秀忠役を演じ、時代劇デビューを果たし注目を浴びた。

「向井を発掘したのが女性マネジャーなのは有名な話。しかし、その彼女が結婚して妊娠した際、向井が後押ししたことで家庭に入ることができたが、一緒に『ゲゲゲ』のクランクアップを迎えられなかった。それでも、そのマネジャーと離れた時点で、向井はもう“独り立ち”できる自信があったのでは」(芸能記者)

数々の映像作品に出演し、今年は大河ドラマ「麒麟がくる」に出演しWOWOWでの大作に挑む。

プライベートでは、ドラマでの共演を機に交際した女優の国仲涼子と2014年12月に結婚し2人の子どもに恵まれている。

書影「山崎豊子『華麗なる一族』(新潮文庫刊)」

© 株式会社ジェイプレス社