新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で27日、新たに10歳未満～90代の男女64人の感染が確認された。うち30人が感染経路不明という。横浜市では感染し入院していた70代男性の死亡が報告された。
県によると、愛川町で感染が判明した6人のうち男女4人は、いずれもクラスター（感染者集団）が発生したパーティー参加者の親族ら。同パーティー関連の感染者は、未就学児も含め計50人となった。
横浜市によると、亡くなった男性は8日に陽性が判明。基礎疾患があり、死因は新型コロナによる肺炎という。また、市内の小規模多機能型介護施設では80代女性利用者が感染。同施設の感染者は5人となり、市はクラスターが発生したとみている。クラスターが起きた特別養護老人ホームでも20代女性職員の感染が報告された。
相模原市でも、クラスターが確認されている「ふじの温泉病院」（同市緑区）で入院患者6人を含む7人の陽性が判明。同病院の感染者は計61人となった。
横須賀市では、市立うわまち病院の入院患者や職員3人の感染が報告された。
