波佐見焼など4産地 オンライン陶器市第3弾 12月15日まで

波佐見焼など4産地が出品する「オンライン陶器市」の画面(iBankマーケティング提供)

 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)傘下のiBankマーケティング(福岡市)は27日から「オンライン陶器市@エンニチ 2020秋」を始めた。波佐見焼(長崎県)をはじめ、有田焼(佐賀県)、美濃焼(岐阜県)、小石原焼(福岡県)の4産地、36事業者の400点以上が出品される。12月15日まで。
 今年の大型連休と7月に実施した「オンライン波佐見陶器市」に続く第3弾。自社運営オンラインストア「エンニチ」に特集ページを設置し、スマートフォンやパソコンで気軽に購入できる。
 約2割引きのセットを5千円で、さらに割引率が高い目玉商品を週替わりで提供。自社運営クラウドファンディング「エンニチFUNDING」で扱っている限定商品も販売する。月刊誌「Begin」とコラボし、ウェブ版「e-Begin」に生産者の思いなどの特集記事を毎週掲載。同誌と出店事業者の共同商品開発も検討している。
 iBank社は「販路拡大やプロモーションを通じて地域経済を活性化したい」としている。
 今年の「波佐見陶器まつり」が新型コロナウイルス感染拡大防止を理由に延期されたのを受け、iBankは4月27日~5月10日、同まつりに出品予定だった3事業者の75点をオンラインで販売。売り上げは1千万円、閲覧した“来場者”は16万人に上った。7月の第2弾は29事業者が出品し、500万円を売り上げた。

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