【学ぶハワイ】植物にまつわるハワイ神話

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日本で様々な童話や神話があるように、ハワイでも伝えられてきた神話や伝説が多くあります。
今日はその中でも、ある植物にまつわるハワイ神話をご紹介します。

その植物は「ナウパカ」というお花です。
ハワイを訪れた際に見たことがあるという方もいらっしゃるかと思います。
ナウパカの特徴は、なんといっても半円の花びら。
可憐で美しいナウパカは、ハワイの様々な場所で見られます。

「ナウパカ」はどういう植物か、そしてどんな神話が伝承されているのでしょうか?

ナウパカには、海岸に咲くものと山に咲くものがあります。
ハワイには人が暮らす前から海岸のナウパカがありました。ナウパカ・カハカイ(海のナウパカ)は、半円形で幅広の花弁を持ち、白い実をつける灌木。
塩害に強く、たいていは砂防用として植えらていることが多くあります。
熟した白色の果実から採れる果汁は、古代から目薬として使われたり、髪を洗ったあとの香料として使われてきました。

海のナウパカは、山のナウパカより花弁が広く滑らかで、葉は大きく柔らかく明るい色をしています。そして黒い実を持つのが特徴です。

海岸に咲くナウパカの一部が山間部に移って種分化したものをナウパカ・クアヒヴィ(山のナウパカ)と呼びます。
海のナウパカはハワイ諸島を含む広範囲に分布していますが、山のナウパカはハワイ諸島にのみ生育するハワイ固有種。

島によって特徴が分かれ、現在7種が確認されています。
花弁は海のナウパカよりも細身で黄色っぽく、果実は腫れ物や打ち身の治療に使われてきました。

いずれのナウパカも半円形の花の反対側から花柱が伸び、虫がとまると背中がこの花柱に触れて、花粉を運んでもらう仕組みになっています。