【新型コロナ】中止の修学旅行代わりに横浜日帰り旅行を 児童生徒1人に5百円助成

 横浜観光コンベンション・ビューローは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で宿泊を伴う修学旅行を中止し、横浜への日帰り旅行に切り替えた学校に対する助成金を創設した。児童・生徒1人当たり500円を助成するもので、11月2日に募集を始める。県内外の学校の横浜での思い出づくりを応援するとともに、市内経済の活性化につなげたい考えだ。

 「日帰り教育旅行特別助成金」の対象は小中高校、特別支援学校など。参加人数が30人以上で、市内施設の入館料、テーブルマナーや体験学習といった施設利用料、交通費などの合計が一人千円以上となることが条件。1校につき10万円を上限とし、助成金は旅行会社に交付する。

 同ビューローによると、本年度は新型コロナの影響で、宿泊を伴う修学旅行の延期や中止が相次いでいるが、現時点で行き先未定の学校も少なくないという。担当者は「ぜひ横浜で日帰り旅行を楽しんでほしい」とアピールしている。

 募集は来年3月1日まで。詳細は同ビューローのホームページで確認できる。

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