日頃の訓練の“たまもの” ホテル従業員、民家の火事に駆けつけ消火 消防長も「迅速で的確だ」

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宮城卓さん(左)に感謝状を贈呈する島袋重則消防長=本部町大浜の同町今帰仁村消防組合消防本部・消防署

 沖縄県の本部町今帰仁村消防組合は8日、消防活動に協力したとして、本部町山川のホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワを表彰した。今年6月に同ホテルの近隣で発生した火事を、ホテル従業員4人が消火した。島袋重則消防長が同組合消防本部・消防署で従業員代表の宮城卓さん(35)に感謝状を手渡した。

 同組合によると今年6月16日、町山川の民家の敷地内にあるあずまやで火災が発生した。火事に気付いたホテル従業員4人がそれぞれ消火器を持って現場へ駆け付け、消火器やホースで火を消した。約20平方メートルのあずまやのうち屋根や柱など3平方メートルが焼けたが、民家や人に被害はなかった。

 同ホテルでは定期的に消火訓練や避難訓練などを実施しているという。島袋消防長は「訓練していることが迅速で的確な初期消火につながった」とたたえた。

 宮城さんは「どうにか早めに火を抑えなければ、という気持ちだった」と振り返り、「感謝状で防災への意識もより高まった。訓練を続けたい」と話した。