違法で解体の男ら「ネットで購入」供述 豚連続窃盗関連で捜査

©株式会社上毛新聞社

 県内外で相次ぐ家畜や果物の大量窃盗事件に絡み、太田市内のアパートで許可を受けずに豚を解体したとして、群馬県警に、と畜場法違反容疑で逮捕されたベトナム国籍男4人のうち、複数の容疑者が「豚をインターネットで購入した」という趣旨の供述をしていることが29日、捜査関係者への取材で分かった。県警は会員制交流サイト(SNS)を含むインターネットを介して豚を購入した可能性もあるとみて、入手ルートを調べている。

 県警が逮捕したのは、いずれも太田市由良町に住む20~30代の技能実習生の4容疑者。逮捕容疑は共謀して7月ごろ、自宅アパート台所で、食用として豚1頭を解体した疑い。

 捜査関係者によると、4人のうち複数が「自分たちで食べるためにインターネットで豚を購入した」という趣旨の供述をしている。県警はこのアパートから、解体に使用したとみられる包丁や豚肉の塊などを押収。室内からは豚のものとみられる血液反応があり、豚の毛も確認されている。

 県警は26日にも同市の別のベトナム人男女13人を入管法違反(不法残留など)の疑いで逮捕しており、ベトナム人の複数のグループが、県内外の農畜産物の盗難や売買に関わっていた可能性もあるとみて解明を急いでいる。

 一方、逮捕された技能実習性らが実習していた自動車部品製造会社の工場関係者によると、4人は午前7時~午後6時に勤務。昼食用に手作りの弁当を持ってくるほどまめだったという。社員が月に1度訪問していたが、アパート室内は雑然としていたものの異変はなかったという。この関係者は「仕事ぶりは真面目だし、日本語も勉強していた。(豚の解体が)悪いことだと知らなかったのかもしれない」と語った。