私立高希望は過去最高 埼玉県教育局、中学生の進路希望を調査 新型コロナの影響、明確な数字に表れず

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埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県教育局は29日、2021年3月に県内中学校(国公私立、特別支援学校)を卒業予定の生徒6万1740人(前年同期比1353人減)の進路希望調査結果を発表した。

 志望校未定を含む高校進学希望者は6万1156人(同1406人減)で、全体に占める割合は99.1%。5万9798人が志望校を決めており、そのうち全日制私立高は過去最高となる9384人(同413人増)で15.2%(同1ポイント増)の一方、県内全日制公立高は4万2953人(同1992人減)となり、全体に占める割合は69.6%で7割を下回った。

 県教育政策課は「奨学金や助成制度が充実して私立に進学しやすくなったが、実際の私立進学者は2年連続で減っている」と今後の動向を注視する姿勢を示し、新型コロナウイルスの影響については「明確な傾向としては数字に表れていないようだ」とした。

 通信制は前年と比べ305人増の1612人、特別支援学校は52人増の1158人、就職のみ希望者も25人増の118人となった。

 調査は10月1日現在。県内全日制公立高の倍率は前年同期比0.02ポイント減の1.19倍で、普通科は1.29倍(0.02ポイント減)、専門学科は0.88倍(0.05ポイント減)、総合学科は1.04倍(0.04ポイント増)。普通、専門、総合学科を合わせて78校、137学科・コースで定員に達していない。普通科で最も倍率が高いのは5年連続で市立川越となり4.34倍。専門では大宮の理数科が2.55倍で最も高かった。

 同局は12月15日時点の進路希望状況調査も実施し、1月中旬に発表予定。