
中﨑絵梨奈が、10月30日(金)に『中﨑絵梨奈2021年カレンダー』を発売する。よゐこの濱口優が撮影を担当した同作は、2人が濱口のフェチ表現を徹底的に追求し、また中﨑のこれまで見せたことのない姿を収めた入魂の内容となっている。今回、中﨑と濱口に、2人の馴れ初めから、熱い想いが込もった同作の制作、そしてこれからについて話を聞いた。
編集協力:村田誠二
俺が好きなのは“非日常”やったね(濱口)
──まず、今回、中﨑さんのカレンダーを濱口さんが撮影することになったきっかけから教えてもらえますか?
濱口:
中﨑さんのことは、もともとChubbinessというアイドルグループにいた頃から知ってて、僕がやってたエアバンド(禿夢)と一緒にイベントやったりして、仲が良かったんですよ。で、Chubbinessが全員卒業になってグラビアを始めてね。
中﨑:
はい。で、インスタに濱口さんが“いいね”とかコメントとかしてくださって、そこで“いつか撮ってほしいなぁ”みたいなやりとりを、もう2年くらいずっとやってて(笑)。
濱口:
もう社交辞令になりつつあったんですけど(笑)。
──社交辞令って実現しないことが多いのに、今回実現したのはすごいですね。
濱口:
そうなんですよ。実際、撮るってなったら、どうやって撮るの?って。僕が撮影会に行ってファンの方に混じって撮らせてもらうとかでもいいか、くらい思ってたんですけど、本当にマネージャーさんに言っていただいたみたいで。
中﨑:
“ずっと言ってくださってるんで、私としては濱口さんに撮っていただきたいんですけど……”ってマネージャーさんに話したら、濱口さんもマネージャーさんに言っていただいたみたいで話がつながって、そこから“濱口さんに撮っていただけるなら大々的に出そう!”ってことで、じゃあ思い切ってカレンダーをお願いしようって。
濱口:
僕は、中﨑さんのインスタに“これ、濱口さんが撮ったんですよ”って載るくらいかなと思ってたんですけど、“えーっ!! カレンダー?”って(笑)。じゃあ何月の分を撮るのかな?なんて思ってたら、“いや、12ヵ月、全部お願いします”って言われて、“えーっ!! 責任重大やん”ってなりました。
──いきなりの大役だったんですね(笑)。濱口さんは、これまで撮影の経験はあったんですか?
濱口:
バラエティの写真企画で撮ったことがあるくらいです。
──今回、撮影するにあたって研究とかされたんですか?
濱口:
カメラのことを今から勉強するのは無理やということで(笑)、いろんな写真集を観たりとか、あとは“撮るとしたら”って意識してみたりはしました。自分はどういうものがグッと来るんだろう?とか、自分の趣味は何なんだろう?とか。
──性癖的なところですね(笑)。
濱口:
そうです。どれがエロいと思うんだろう?とか。
──濱口さんの中での具体的なツボは?
濱口:
俺が好きなのは“非日常”やったね(笑)。
中﨑:
はい(笑)。もう完全に“非日常”でした。
濱口:
OLさんがちゃんとした身なりをしてるのにちょっと見えてるとか(笑)。ローバー・美々が好きなんで(笑)。
──あはは(笑)。わかりやすい例えですね。
中﨑:
伝わってよかったですね(笑)。
濱口:
最初、中﨑さんに“ローバー・美々”って言ったら、“何ですか、それ?”って言われたんで(笑)。さすがにわからないよなって。
──事前に撮影コンセプトは、かなり詰めたんですか?
中﨑:
1回打ち合わせはしたんですけど、その時からもう濱口さんの脳内は完全に“ローバー・美々”でした(笑)。
濱口:
はい(笑)。できる/できないは、まぁ置いといて、とにかく“僕、やりたいこと全部言いますんで、実現できるやつをやりましょう”って。
──アイディアはどれくらい出したんですか?
中﨑:
もう、むちゃくちゃありましたよ。次から次へと出てきてすごかったです。例えば、採用はされませんでしたけど、私がUFOキャッチャーのぬいぐるみになるとか。
──それ、面白いですね!
中﨑:
普通そんなこと思いつきませんよね。いろんなフェチを教えていただきました(笑)。
濱口:
狭いところにキュッってなってる女の子が見たくて(笑)。それは採用されませんでしたけど、撮影の時は、“濱口さんが撮るなら、僕がアシスタントに回ります!”って、本当に雑誌のグラビアを撮ってるプロのカメラマンさんがアシスタントでついてくれたんですけど(笑)、ものすごくいい動きでサポートしてくれて、例えば“ちょっと暗くて撮れないんですけど”って言ったら、いろんな設定をイジってくれたり、めっちゃやりやすかったです。

濱口さんのテンションが上がる体型に仕上げようと思って(中﨑)
──撮影日数はどれくらいだったんですか?
中﨑:
スタジオは2ヵ所移動しましたけど、1日で全部撮りましたね。
濱口:
朝から日が暮れるまで(笑)。だから陽が落ちるのとの勝負でしたね。
──1日ですか! それは大変でしたね。ほかに撮影で苦労したことはありましたか?
中﨑:
苦労はあまりなかったかもしれないですね。
濱口:
いや、中﨑さんは大変だったと思いますよ。次から次へと着替えなきゃいけないし、メイク中も撮られてるし(笑)。着替え中はさすがに撮れないんで……あ、でも1回覗いたか? (着替え中に)“今、いけます? あ、ダメか”って(笑)。
──ちゃんと確認を取って(笑)。
中﨑:
(笑)。常に撮ってくださってたんで、ホントにかなり(のカット数)撮っていただきましたよ。データが送られてきた時、びっくりしました(笑)。
──写真のセレクトが大変でしたね。
濱口:
そうなんですよ。めっちゃエエ顔してるのに頭が切れてる、とか。でも、逆にそういう惜しい写真が増えるかと思ったので、とにかくたくさん撮ったんです(笑)。
──中﨑さんは、グラビアで多くのカメラマンさんと仕事をされていますけど、カメラマン・濱口優の特徴をどういう風に感じましたか?
中﨑:
失礼な言い方かもしれないですけど、少年のようで。夢中になって撮ってくださって、アシストしてくださっていたカメラマンさんにもいろいろ教えてもらってたり、すごく楽しんでやってくれてるというのが印象的で、初めてやることに夢中になってる少年みたいで可愛かったです(笑)。
濱口:
ハッハッハ! たぶん中学生くらいやね。アシスタントをやってくれた方ともすごく話が合って、“濱口さんのフェチ、僕、理解できます! もっとこういう風に撮った方がいいですよ!”って言ってくれたんで、“そうですか! じゃあやっちゃいましょう!”って(笑)。めっちゃ楽しかったんです。
中﨑:
2人でめちゃくちゃ盛り上がってましたよね(笑)。
──フェチ的に1番頑張ったのは、どのカットですか?
濱口:
最初にOL風のカットが撮れた時に“やったー!”と思いましたね。もともと水着はやりはるので、今回はあえて服を着てもらって、そこから水着になるまでの過程というか、どこまで着せてどこまで脱いでもらおうかとか、どこを脱いだらグッと来るのかとか、いろいろ考えながら撮りました。
──そのバランスって難しいですよね。脱ぎすぎちゃってもダメだし、脱ぎが足りないとグッと来ないという。
濱口:
しかも、こっちの要望だけじゃなくて、どれだけ中﨑さんが楽しんでくれてるかも見つつなんで。
──その感覚を持っているのは、濱口さんご自身が演者でもあるから、オーダーを受けて表現する人の気持ちがわかるからじゃないですか。
濱口:
それもあるかもしれないですね。でも、写真撮られるのってものすごく大変なので、よう耐えてくれたなっていう気持ちはもちろんありますよ。
──中﨑さんは、今回の撮影にあたって、どういう準備をしたんですか?
中﨑:
もう濱口さんのテンションが上がる体型に仕上げようと思って(笑)。ダイエットしていたので絞ろうかなとも思ったんですけど、やっぱり肉感を残した方がタイプだと存じておりましたので(笑)。
濱口:
それは言ったんですよ。“痩せます”って言うてたんですけど、“ホワっとした身体が魅力なんで、あんまり痩せすぎないで”って。
中﨑:
忠実にそこに向けて頑張りました(笑)。頑張ってダイエットしすぎちゃうと、いつの間にか細くなっちゃったりとか、でも、戻そうと思うと今度はポヨポヨしすぎちゃったり(笑)。ちょうどいいところってすごく難しいんですけど、今回はいい感じに仕上げられたんじゃないかなと思います。
──まだオートミールレシピは続けているんですか?
中﨑:
けっこう続けてます! ダイエットのためもあるけど、オートミール自体が好きなんで、日常的に採り入れてます。


俺がカメラを持ちながら監督してイメージビデオを撮ってみたい(濱口)
──濱口さんはいろんなタレントさんをご覧になってきたわけですが、中﨑さんの魅力ってどういうところですか?
濱口:
清楚で笑顔っていうところは“ド直球”でありはる方で、そこは前から知ってるんですけど、ご自身がまだ気づいていないエロ可愛い部分が今回の撮影で出ればなぁとずっと思ってて。そこが出せれば、新たなファンがいっぱいついてくれるんじゃないかなと。
──今回そこは出せましたか?
中﨑:
出せたんじゃないでしょうか(笑)!
濱口:
出せてると思います。僕も撮ってる最中、ずっと“キタ! キタ!”って言ってましたから。
中﨑:
そうですよね。大盛り上がりで、シャッター押してイイのが撮れたら、“めっっっっちゃイイ!!!”って毎回言ってくださってたんで、アガってる濱口さんを見て私もアガるみたいな感じで、私もノリノリで新しい自分を出せていけたのかなと思います。
濱口:
中﨑さんはもともとが清楚なんで、どうやっても下品にならないんですよ。その加減をどこに持っていくかがポイントでしたね。
──エッチに攻めすぎてしまうと、どうしても品がなくなっちゃう。
濱口:
女の子が見ても、“お!”って言ってほしかったんですよね。現場に僕の女性マネージャーが来ていたんで、“どう?”ってけっこう確認しましたね。
──では、改めて、見どころを教えてください。
濱口:
今までのファンの方に喜んでもらえる“ド直球”な部分はもちろんあるんですけど、“そうそう! それそれ! 待ってました!”みたいなことになると嬉しいです。僕が思う中﨑さんの魅力がきっと出ていると思うんで、それで新たなファンを獲得できると思うんですけどね。
中﨑:
普段は私、グラビアに関してはあまり挑戦しないんですよ。でも今回はコスプレもあったり、オフィスOLなのに下は水着みたいな、自分発信ではなかなか勇気がいることができたのは、私にとっては新しい挑戦でもあったので、そういう部分をいろんな人に見て楽しんでもらいたいですね。
──今回の撮影が殻を破るきっかけになったんですね。今後2人でコラボレーションするとしたら、どんなことをやってみたいですか?
中﨑:
もうこの勢いで写真集とDVDを(笑)。
濱口:
終わってすぐ“次、DVDやろうよ!”って言いましたから。俺がカメラを持ちながら監督してイメージビデオを撮ってみたいですね(笑)。
──どんなシチュエーションにしますか?
濱口:
また露出狂(笑)? 今回も露出狂をテーマにしてるカットもあったんですよ。
中﨑:
あとは隠し撮り(笑)。日常、料理してるところとか撮ってもらいたいですね。
濱口:
ああ、言ってたね。次はぜひ、自分の部屋で水着になってるところを撮ってみたいですね(笑)。

中﨑絵梨奈 2021年カレンダー

発売日:2020年10月30日
仕様:卓上A5サイズ(148×210mm)
価格:¥2,500(税別)
発売:株式会社わくわく製作所
販売:ハゴロモ
撮影:濱口優(よゐこ)

