小道具も見逃さないで! 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に隠された“秘密”

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『ハリー・ポッターと秘密の部屋』にも小ネタいっぱい! 写真提供:AFLO

現在、『金曜ロードSHOW!』において開催中の「4週連続ハリポタ&ファンタビ!祭り」。10月30日(金)の第2夜に放送されるのは、シリーズ第2作目となる『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002年)である。

■若き三人の姿が懐かしい

第1夜の『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)に続き、SNSなどでも盛り上がることが予想される。今でこそ成長し数々の作品に出演するダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンの幼少期を懐しむ声も多く、ロン役のルパート・グリントに関しては5月に第1子が産まれ、父親になったことに感慨深さを感じる人も多いようだ。世代によっては、彼らはまさに“一緒に成長してきた仲間”とも感じられるだろう。今回はそんな『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の知られざる“秘密”をいくつか紹介したい。

■ロックハートに“ヅラ疑惑”!?

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で、チャーミングな魅力と思わぬ“どんでん返し”で人々を魅了したのがギルデロイ・ロックハート(ケネス・ブラナー)だ。彼は、「週刊魔女」のチャーミングスマイル賞を5回連続で受賞するほどに容姿端麗。作家として活動しており、ハーマイオニー(エマ)さえも夢中にさせる。しかし実態は「忘却魔法」を使い、手柄を立てた人の記憶を消すことでその手柄を横取りし、自分のことかのように自著に書くようなペテン師だった。力がないことは本人も自覚しており、それが本作で露呈してしまう。

そんな嘘つきのロックハートだが、本編では明かされていない“ある疑惑”がある。実はホグワーツから逃げ出そうと荷物をまとめるシーンで、机の上にロックハートと同じ髪型のウィッグが置いてあるのだ。つまり、チャームポイントでもあるブロンドの巻き毛さえも「作り物」かもしれないということである。さらにはその下がハゲている可能性だって、大いにあるのだ。本編でこの件についての真実が明かされることはないが、このシーンではぜひ小道具に注目して観て欲しい。

■ロンの家柄を象徴するローブ

ウィーズリー家と言えば、たくさんの子供たちと優しい両親の姿が印象深い。さらに魔法界で身寄りのないハリー(ダニエル)に親身になり、世話を焼いてくれた家族でもある。ウィーズリー家は、ロン以外にロンの兄が5人、妹が1人おり、特徴はみんな赤毛。揃ってグリフィンドール寮の出身または在籍であり、けっして裕福とはいえないが温かい家庭環境だ。そんな背景もあり、男兄弟の中で一番末っ子のロンは、実はおさがりばかり。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で吼えメールをもらうシーンでは、隣に並ぶハリーと比べてロンのローブが色あせ、若干傷んでいるのが見て取れる。さらにエンブレムも他のローブから切って足したようなデザインになっており、ロンの家庭環境が垣間見える衣装となっているのだ。

■ルシウス、“あの呪文”を使っていた

本作のクライマックスでは、ルシウス・マルフォイ(ジェイソン・アイザックス)が3つの「許されざる呪文」の1つである死の呪文「アバダ ケダブラ」を唱えようと、「アバダ…」まで口走るシーンがある。ネタバレになってしまうため詳細は省くが、ある事情で唱えられるこの呪文は、またある事情により失敗に終わる。しかし『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の公開当時は、この呪文にどんな意味があるか、どんな力が込められたものなのかは知らされていなかった。相手を瞬殺する死の呪文「アバダ ケダブラ」が登場するようになるのはまだ先の話である。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011年)までの公開が終わっている今、このシーンに注目して観ると、ルシウスがハリーに対してどのような感情を抱いていたのかが、改めてよくわかる。

■『ハリー・ポッターと秘密の部屋』だけの秘密

実は『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は『ハリー・ポッター』シリーズの中で唯一、ポストクレジットシーンが用意されている。ポストクレジットとは、エンドロールの後に用意されたいわゆる“おまけ映像”だ。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』ではエンドロールの後にロックハートの、思わず笑ってしまう“その後”が描かれている。ほんの短いシーンだが、ロックハートらしさが溢れるこのシーンはキャラクターへの愛が詰まっており、本作においてロックハートがいかに、愛すべき残念キャラであるのかが伺えるだろう。

第1週目も多いに盛り上がった「4週連続ハリポタ&ファンタビ!祭り」。第2週目に当たる『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でも、ぜひ細部まで目を凝らして鑑賞して欲しい。思わぬ魅力に気がついたり、面白いトリビアを発見できるかもしれない。この後も『ハリー・ポッター』シリーズの放送は続く。ファンにとっては至極の4週間となるだろう。