無人スーパー31日オープン 長崎のマンション2カ所目

生鮮食品や日用雑貨などをそろえ、営業を始める無人スーパー=長崎市戸町1丁目

 長崎市と近郊でスーパー14店舗を展開する「ジョイフルサンアルファ」(同市)など3社は31日、市内のマンションに無人スーパーを設置する。マンションに無人スーパーを設置するのは2カ所目。今後、長崎県内外のマンションでの設置を検討していく。
 3社はジョイフルサンアルファと、マンション管理業などを手掛ける「あなぶきハウジングサービス」(高松市)、「NECソリューションイノベータ」(東京)。住民の利便性を高めようと昨年、別のマンションで実証実験し今夏、事業化した。
 無人スーパーは、長崎市戸町1丁目のアプローズ長崎南ベイサイドヒルズ壱番館の敷地内に設置。あなぶきハウジングサービスが管理受託しており、隣接するマンションを含む計4棟521戸の住民が利用できる。事前に住民の顔写真を登録し、NECの顔認証システムが本人だと判断した場合のみ入館が可能。セルフレジを導入し、ジョイフルサンの電子マネーで決済する。
 売り場面積は約37平方メートル。ジョイフルサンアルファが1日2回搬入し、生鮮食品や弁当、総菜、飲料、日用雑貨など約450品をそろえる予定。
 ジョイフルサンアルファの担当者は「実証実験では居住者に喜んでもらい、買い物難民を一定支援できた。今後も買い物で不便を感じる人をサポートしていきたい」としている。

 


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