売れたせいで人気ドラマ続編への出演がかなわなかった滝藤賢一

毎年恒例の「第33回 日本メガネベストドレッサー賞」の授賞式が27日、都内で行われ、「サングラス部門」を俳優の滝藤賢一が受賞した。

滝藤は「長年サングラスをかけてきましたが、なぜか今まで受賞することがなく、毎年表彰式のニュースを見ながら地団駄を踏んでおりました」と告白。

サングラスの存在を、「私にとって必須アイテムで、かけない日は1日もありません。年をとってもずっとかけ続けていくと思います。この賞にふさわしい人間になれるよう日々精進、努力していきます」と受賞を喜んだ。

今やすっかり売れっ子になった滝藤だが、高校卒業後、映画監督を志して愛知から上京。1998年から2007年まで俳優・仲代達矢主宰の俳優養成所「無名塾」に在籍し、舞台を中心に活動。同期には女優の真木よう子がいる。

08年公開の映画「クライマーズ・ハイ」に出演。当時は全くの無名だったにもかかわらず、ワークショップで面識があった原田眞人監督からオーディションに呼ばれて合格し、新聞記者役を公演。映像作品に活躍の場を広げるため、無名塾を退塾した。

09年にNHKのドラマ「外事警察」で連続ドラマに初のレギュラー出演。撮影が始まりスケジュール的に厳しくなったため、それまで続けていたレンタルビデオ店、運送会社、居酒屋などでのアルバイトを辞めた。

そして、13年放送の大ヒットしたTBS系ドラマ「半沢直樹」で半沢の同期・近藤役を演じた。

「先日まで放送されていた続編への出演が待ち望まれたが、同時期、NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』の撮影が入っていたため出演できず。売れているがゆえの悩みを抱えることになった」(芸能記者)

プライベートでは2009年に無名塾時代の後輩で栄養士の女性と結婚。3男1女に恵まれている。

「第33回 日本メガネベストドレッサー賞」

【受賞者一覧 (敬称略)】

政界部門 加藤 勝信 (内閣官房長官)

文化界部門 古舘 伊知郎 (タレント・Talker)

芸能界部門(男性) 中井 貴一 (俳優)

芸能界部門(女性) 吉田 羊 (女優)

サングラス部門(男性) 滝藤 賢一 (俳優)

サングラス部門(女性)  藤田 ニコル (モデル/タレント)

特別賞 SDGs部門  生見 愛瑠 (モデル/タレント)

芸人部門 よしもと選抜  銀シャリ・ 橋本 直/アインシュタイン・稲田直樹/相席スタート・山﨑ケイ/ミキ

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