1人1台のタブレットで授業 智辯小でスタート

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新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国がICTを活用した教育の推進を加速させる中、和歌山県内の小学校では、1人1台のタブレット型パソコンを使った授業が始まっています。

智辯小学校での授業(2020年10月28日)

和歌山市冬野の智辯学園和歌山小学校では、4年前に42台のタブレット型パソコンを導入してグループごとに使用するなどしてきましたが、去年12月に文部科学省が打ち出し新型コロナウイルスの感染拡大に伴い推進されてきた「GIGAスクール構想」を活用して今月(10月)、1年から6年までおよそ450人すべての児童が1人1台ずつ使用できるよう教室のWifi環境を含めて整備しました。

板書も・・・

そして、タブレットパソコンを使った授業が始まっていて、おととい(10/28)行われた4年1組の算数の授業では、タブレットパソコンに「まっすぐ4センチ進む」「左に120度回る」という動作を繰り返し行うよう入力し、画面上に正三角形を描いたほか、四角形や五角形などもタブレットを使って作成し、プログラミングの方法と多角形の内角、外角の法則を学んでいました。

 プログラミングを体験した4年生の児童は、「これまでは2人で1つのタブレットを使っていましたが、これからは、1人1台ずつ使えて自分のペースでできるようになり、うれしい」「プログラミングは楽しかったし、これからは、タイピングを早くしたい」「算数は得意じゃなかったけど、タブレットでやると楽しいし、好きになりました」などと話していました。

クラス全員の答えを確認

また、6年2組の教室では、タブレットパソコンを使い始めるための説明が行われ、児童が、担当教諭の指示に従って初期設定を行いました。

6年生の児童は、「初期設定は難しかったけど、楽しく授業できるようにタブレットを使いたい」「友達の意見は、これまで1人ずつ発表していたので、いっぱい聞けなかったけど、これからは、前の画面に一気に表示されるので、周りのいい意見を自分の中に取り込めてうれしい」などと話しました。

ブロックのおもちゃを動かすためのプログラミングを作る児童

この日は、特別活動として行っているプログラミング部の授業も公開され、ブロックのおもちゃを指示通りに動かせるようさまざまな設定を行う小学5年生や好きなアニメのパロディの絵を自ら描き、音楽に載せた動画に編集して作品を作る6年生らが、熱心に取り組んでいました。

智辯学園では、中学校でも1人1台使用できるよう整備を進めていて、「授業の効率化や学びの充実をはかりたい」と話しています。

和歌山県内では、公立の小中学校でも1人1台ずつ使えるようタブレットパソコンの導入が進んでいて、このうち、和歌山市では、今月(10月)中に1人1台のダブレットが整います。しかし、教室のWifi環境が整備されておらず、タブレットが導入されても、使用できるのは、情報関連の教室など、すでにネットワークが整備された、限られた部屋だけで、全員が一斉に使えるのは、来年3月の見込みとなっています。