多機能型イージス艦建造「方針固まっていない」

 岸信夫防衛大臣は30日の記者会見で陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替案に地上イージスレーダーSPY-7を搭載した多機能型イージス艦を建造する方針を政府が固める、とした一部報道に関して、記者団の問いに「現時点ではイージス・アショアの代替策については移動式の洋上プラットフォームの方向で検討を進めており、それ以上のものはない」と現時点で方針固まったものでないとした。

 また木更津駐屯地に7月納入された陸自オスプレイ(2機)の試験飛行日程について、記者団の問いに「木更津駐屯地内のホバリングを11月6日に、場外飛行を10日以降に実施をする予定だ」とした。

 そのうえで岸大臣は「点検終了後には機体や搭載装備品の様々な機能・特性を確認するための機能確認飛行や陸自要員の練度維持・向上のための飛行等を順次進めていくことになる。防衛省として、地元の皆様の声にも真摯に耳を傾け、安全に万全を期していきたい」とした。(編集担当:森高龍二)

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