ウィンター・ミーティングとオーナー会議はリモート開催へ

メジャーリーグ機構は日本時間10月31日、オフシーズンの恒例行事であるオーナー会議とウィンター・ミーティングを対面イベントとして開催することを中止することを発表した。その代わりに、両イベントで行われる予定だった話し合いなどは必要に応じてリモートで行われることになった。

今オフのオーナー会議は日本時間11月18~20日にアーリントンで、ウィンター・ミーティングは日本時間12月8~11日にダラスで行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響により対面イベントとしての開催は中止に。必要な話し合いはリモートで行われることが決定した。

なかでも、ウィンター・ミーティングの開催中止は球界に大きな影響を与えることが予想される。メジャーリーグとマイナーリーグの関係者が一堂に会し、トレード交渉やフリーエージェント交渉を含めた様々な話し合いが活発に行われる場であったからだ。11月上旬に開催予定だったGM会議もすでに中止が決定しており、主要イベントが次々に中止されていることは、移籍市場の動きにも大きな影響を与えそうだ。

また、来春のスプリング・トレーニングのスケジュールも変更される可能性があるという。現時点では何も正式に発表されていないが、「ESPN」のジェシー・ロジャースによると、例年通りの時期にスタートしない可能性が高いという。キャンプ地での密を避けるためにAA級以下に属するマイナー選手のキャンプを、時期をずらして開催する可能性も取り沙汰されており、来季も異例の形でスタートすることになるかもしれない。

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