災害時どう行動? タイムライン作成 東彼・彼杵小4年生

災害時の行動をまとめた「マイタイムライン」を発表する児童=彼杵小

 本年度からの学習指導要領に防災教育が取り入れられたのを受け、東彼東彼杵町立彼杵小の4年生43人が台風や洪水などの災害時の行動をまとめた「マイタイムライン」を作成した。
 児童らは、同町の災害の歴史や必要な備えについて約1カ月かけて学習。町役場の防災担当職員から過去に同町で起きた洪水被害の説明を受け、長崎大の呉屋博客員教授からは自分の命を自分で守る「自助」の大切さを学び、「災害時の行動や家族との連絡方法、集合場所などを事前に話し合っておこう」と教わった。
 児童は家族と話し合い、▽災害発生の3~5日前は非常用持ち出し袋を準備▽半日前はスマホを充電▽5時間前は避難しやすい服に着替える-など時間軸に沿った行動表を作り、29日の授業で互いに発表した。
 校区内の区長も参観し、山田地区の森美津喜区長は「目に見える場所に貼って、もしもの時に使えるようにしよう」とアドバイス。松尾悠歩君(10)は「命に関わることなので災害を甘く見ずに、タイムラインを生かして行動したい」と話した。

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