オプション破棄により15選手がFAに モートン、ハンド、レスターら

日本時間10月31日、来季の契約オプションが破棄されたことにより、15人の選手が追加でフリーエージェント公示された。これにより前日までの160人と合わせて175人の選手がフリーエージェントとなっている。ワールドシリーズ終了からの5日間は元所属球団との独占交渉期間となり、日本時間11月2日からフリーエージェント選手と他球団の交渉が解禁。いよいよ本格的に移籍市場の動きがスタートする。

来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなったのは以下の15人。

チェイス・アンダーソン投手(ブルージェイズ)
エドウィン・エンカーナシオン一塁手(ホワイトソックス)
ブレット・ガードナー外野手(ヤンキース)
ジオ・ゴンザレス投手(ホワイトソックス)
ジェッド・ジョーコ三塁手(ブリュワーズ)
ブラッド・ハンド投手(インディアンス)
J・A・ハップ投手(ヤンキース)
ブランドン・キンツラー投手(マーリンズ)
コリー・クルーバー投手(レンジャーズ)
ジョン・レスター投手(カブス)
チャーリー・モートン投手(レイズ)
ジミー・ネルソン投手(ドジャース)
カルロス・サンタナ一塁手(インディアンス)
エリック・ソガード三塁手(ブリュワーズ)
マイク・ズニーノ捕手(レイズ)

ワールドシリーズに進出したレイズは、モートンの年俸1500万ドル、ズニーノの年俸450万ドルの来季オプションを破棄。エリック・ニアンダーGMは両者との再契約についてドアを閉ざしていないことを明言しており、より安価な金額で再契約を結ぶ可能性は残されている。

マーリンズは今季12セーブをマークしたキンツラーの年俸400万ドルの来季オプションを破棄。インディアンスはハンドをウエーバー公示したことが報じられていたが、獲得を希望する球団は現れず、結局オプション破棄という形で袂を分かつことになった。

ヤンキースはガードナーの年俸1000万ドル、ハップの年俸1700万ドルのオプションを破棄。生え抜きかつチーム最古参のガードナーについては、より安価な金額での再契約も検討されているようだ。

エンカーナシオン、クルーバー、レスター、サンタナなどビッグネームが並んでいるものの、全盛期のような活躍を期待できなくなっていることも事実。球界全体で「厳冬」が予想される今オフ、こうしたベテラン選手にとって厳しいオフシーズンとなることは間違いないだろう。

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