「もう投げられないほどボロボロに…」引退の西武・高橋朋“最後の1球”にファン涙

引退試合に登板した西武・高橋朋己【画像:パーソル パ・リーグTV】

背番号123で登板も場内アナウンスは「タカハシー、トモミー! ナンバー43!」

かつての獅子の守護神が迎えた最後のマウンドが、ファンの目頭を熱くさせた。西武の高橋朋己投手が30日、2軍本拠地でのイースタン・巨人戦の9回に現役最後の登板。打者1人に対して1球で終え、マウンド上で目の涙を拭った。

2-2で迎えた9回。背番号「123」の高橋朋がマウンドへ。場内アナウンスでは「タカハシー、トモミー! ナンバー43!」とかつての背番号でコールされ、思わず感極まった表情を見せた。先頭のモタに初球の外角低めの球を打たせて遊飛に。1軍選手も駆けつけて見守る中、引退登板を終えた。

2014、15年とクローザーを担ったものの、16年左肘内側側副靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、復帰後の18年には左肩を痛めた。同年オフに育成選手となり、背番号も「43」から「123」に変えて再起を目指していたが、今月20日に引退を表明した。

この最後の登板を「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeでは「【現役最後の1球】高橋朋己『Risukeさんのコールに感極まる』」と題して動画を公開。ファンも気持ちを抑えきれないようで「背番号43でコールするのはマジ泣ける」「ヤバい、涙無しに見られない!」「高橋朋己~~!No.43!!!ってって言い終わった途端なんかぐわって涙こみ上げてきた」「もう投げれないほどぼろぼろだったんだなぁ…」「本当に限界までやったんだなって…」と噛み締めていた。(Full-Count編集部)

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