新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は31日、感染して入院していた90代女性が亡くなったと発表した。また、県内で10歳未満から80代までの男女65人の感染が新たに確認された。28人の感染経路が不明という。
市によると、亡くなった女性は9月29日に発症。入院時のPCR検査で陽性と判明した。基礎疾患はなく、死因は新型コロナによる肺炎という。
市では、クラスター（感染者集団）が発生した特別養護老人ホームに入所する80代女性が感染。施設の感染者数は計14人となった。
川崎市は、市立多摩病院（同市多摩区）で新たに患者5人の感染が確認されたと発表。同病院での陽性者は医療従事者、患者の計14人となった。
また、認可保育園「すこやか溝口保育園」（同市高津区）の園児1人の陽性が確認されたため、31日から臨時休園とし、濃厚接触者の調査や消毒などを行う。
相模原市では「ふじの温泉病院」（同市緑区）で、職員と入院患者4人が新たに陽性と判明。同病院の感染者数は計75人となった。
県所管域では、平塚市の30代無職男性が感染。クラスターが起きた同市内での誕生会に参加していた。
