食の甲子園、美里工業が準V 沖縄県産食材たっぷりカレー 「プロ級」と高評価

 【東京】全国各地の特産品を生かし、高校生らが料理のアイデアや腕を競う「第9回ご当地!絶品うまいもん甲子園」の決勝大会が31日、東京都内で行われ、美里工業高校(沖縄市)の男子生徒3人によるチーム「琉球oseans(オーシャンズ)」が準優勝を果たした。全国105校、363チームが参加した大会で、沖縄勢として初の頂点を目指したが、一歩届かなかった。

 料理自慢の高校生シェフが集う「食の甲子園」。県予選を勝ち抜いた3人は、県産豚のひき肉やゴーヤー、マンゴーなど県産食材をふんだんに使った「ぬちぐすいカレー」で全国制覇を目指した。審査員からは「プロ級の味」と高評価を得たものの、惜しくも優勝は逃した。

 卒業後は料理人の道に進む村吉政哉さん(18)は「豚熱や新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた農家さんのことを思って考えたメニュー。優勝はできなかったが、いい経験になった」と笑顔を見せた。

 出品メニューは来年1月から県内のファミリーマートで発売予定。

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