金山産落花生で美味な一品

一大産地化へ産学官連携

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落花生を使った料理の試食会が行われ、関係者が太鼓判を押した=新庄市・パパクチーナ

 金山町で産学官が連携し、一大産地化を目指している落花生について、新庄市内の飲食店で商品化の動きが進んでいる。生産者グループの町新産地開発協議会(青柳栄一会長)と連携し、事業に協力している新庄信用金庫(同市、井上洋一郎理事長)が食材を提供。このほど市内のイタリア料理店で試食会が行われ、関係者が太鼓判を押した。

 町は豆菓子メーカーのでん六(山形市、鈴木隆一社長)、山形大東北創生研究所(村松真所長)と協定を結び、2018年度に6年計画で事業を始めた。同信金は同協議会と「国産落花生の新産地プラットフォーム構築事業」を計画し、日本財団(東京)の「わがまち基金」助成事業に選ばれた。助成金1千万円を活用し特産化を推進している。  基金を活用し、同信金は新庄市東谷地田町のイタリア料理店「パパクチーナ」に昨年から今年にかけて収穫した落花生3キロを提供。佐藤顕治オーナーシェフが▽「米の娘(こ)ぶた」と落花生のラグースパゲティ(改良品を提供中)▽フォカッチャ▽若鶏とキノコのピーナツオイル焼き▽豚バラのカツレツ―の4品を考案した。10月中旬に同店で試食会が開かれ、信金の担当者からは「落花生の良さを引き出している」などと高評価の声が上がった。  佐藤オーナーシェフは「落花生は活用法が多い食材。生産者の意欲が高まるよう、もうけを出すのに協力したい」とし、信金の担当者は「消費者が増えないと味の良さが広がらない。提供する店を増やしてファンをさらに増やしたい」と話した。市内の他店舗でも商品化の動きが目立っており、信金は支援に努めていく。

(上から時計回りに)フォカッチャ、米の娘ぶたと落花生のラグースパゲティ、豚バラのカツレツ、若鶏とキノコのピーナツオイル焼き