パンパカパ~ン♪ 2015年9月にスタートしたながさきしんぶんジュニア版(ばん)「メクル」が500号を迎(むか)えました。それを記念して、ジュニア特派員(とくはいん)が華(はな)やかで、おめでたい「飾(かざ)り巻(ま)きずし」作りに挑戦(ちょうせん)! JSIA寿司(すし)インストラクター協会の飾り巻き寿司マスターインストラクター「maru(マル)」さんこと、佐藤美幸(さとうみゆき)さん(55)=佐世保(させぼ)市松川町=に作り方を教えてもらいました。
金太郎(きんたろう)あめのように、切ると色鮮(いろあざ)やかな絵柄(えがら)が出てくる飾り巻きずし。いろんな模様(もよう)が断面に出る細工ずしや、千葉県房総(ぼうそう)半島などの郷土(きょうど)料理「祭りずし」を現代的(げんだいてき)なデザインに発展(はってん)させたもので、色付けした酢飯(すめし)や具材などを組み合わせて作ります。
ジュニア特派員はブドウの絵柄にチャレンジ! 佐藤さんがお祝いに作ってくれた「よかよかフレンズ」のメクるんとツシマさんの飾り巻きずしにも、みんなでトッピングしました。
◆パーツ作り
飾り巻きずしは、細かなパーツを順番に組み合わせ、最後に太巻きにして完成させます。のりで包んだかんぴょうをブドウの軸(じく)に見立て、実の部分は細いのり巻き6本で表現(ひょうげん)。大きさをそろえるため、はかりを使って決められた量に紫(むらさき)色の酢飯を分けます。
髙島記者 ふりかけやつけものなどで色を付けたごはんで、模様を作るところが普通(ふつう)の巻きずしと違(ちが)います。ブドウの実を巻く時に、ゆるすぎたり、きつく巻きすぎたりしないように力加げんがむずかしかったです。
◆組み立て
一番大きなのりに緑色の酢飯を広げたら、かんぴょうをTの字になるように酢飯と組み合わせて土台を作り、細巻き6本を乗せて巻き上げます。
中村記者 (長さが足りずにのりを足すとき)ご飯をつぶしてくっつけたり、ブドウの形がくずれないよう、(6本の細巻きに)のりベルトをまいたりするのが、できるだけ体にいいものを使っているとよくわかりました。つぶれないようにやさしく巻いたり、とても重いからもち上げるのでも精(せい)いっぱいでした。
◆カット
緊張(きんちょう)しながら、巻きずしに包丁を入れる3人。くっきりとブドウの柄が現(あらわ)れると、ホッとした表情(ひょうじょう)の後、うれしさが込(こ)み上げてきたようで満面の笑みを浮(う)かべていました。
小船記者 切ったところによって、少しずつもようがちがうのがよかったです。同じ物をつくっても、人によってもようがちがってくるところがおもしろい。
◆体験を終えて
中村記者 成功しても失敗しても、できているかなというドキドキがとてもたのしい。運動会のときなどに、飾り巻きずしが入っていると、いつものお弁当(べんとう)がもっとおいしく感じられるかも。
髙島記者 模様がかわいく、味がおいしくて、みんなが笑顔になるのがみ力。習ったことを忘(わす)れないように、家でも作ってみました。自分で作ると楽しくておいしいので、これからも作りたい。
小船記者 一生けん命作って、切ったらみなさんが「おお!」「じょうず」と言ってくれたのがうれしかった。キャラクターやにじなどもつくってみたいなと思いました。