海外モバイルトピックス 第227回 子供の安全を守るスマートウォッチ「myFirst Fone R1」が日本でも発売

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日本でもいくつか製品があった子供向けのスマートウォッチ。海外、特に新興国では子供の安全を守るツールとして人気があります。

シンガポールのテック企業、OAXIS ASIAの最新スマートウォッチ「myFirst Fone R1」は日本でも11月1日からアAmazon.co.jp、楽天で販売が始まりました。価格は1万8,800円(税抜き)。親御さんのiPhoneまたはAndoridスマートフォンと連携が可能で、子供の安全を24時間見守ることができる時計なのです。

パステル系カラーに身をまとったmyFirst Fone R1は子供たちが毎朝学校へ行く前に腕に装着することを楽しく思えるようなデザインをしています。本体の右横、腕時計ならば”りゅうず”の部分にやや大型のSOSボタンがあり、緊急時にはその場所の位置情報と、30秒間の録音をして登録先の電話番号に自動送信してくれます。子供がどんな逼迫した状況なのか、音でも聞くことができるというわけです。

文字盤部分を見ると、右上が出っ張っています。ここに内蔵されているのは200万画素のカメラ。このカメラを使って写真を撮影することもできます。しかし文字盤を覗くとちょうど顔が見える位置になることからわかるように、このカメラは親子間でビデオ通話をしたり、あるいは自分の顔写真を撮って親や友達に送る、といった用途にも使えます。LTEモデムを内蔵しており、単体で通話ができるのです。

一般的なスマートウォッチであれば、このカメラは時計本体内にうまく収めるようにデザインするでしょう。myFirst Fone R1はあえてカメラを目立たせることで、いつでもビデオ通話できることをさりげなくアピールし、誘拐犯が子供を狙おうとしたときに思いとどまる効果ももたらせてくれるものと考えられます。

本体にはゲームなどは搭載しておらず、子供が遊んでしまうことも防げます。IPX7の防水対応なので日々の利用も安心できるでしょう。エンタメ機能としては音楽プレーヤーを搭載。内蔵4GBのメモリに音楽を転送し好きな時に音楽を楽しめます。

なおディスプレイサイズは1.3インチの円形。子供の手でも楽に操作できるでしょう。他には歩数測定とカロリー計算などの機能も搭載します。バッテリー容量は580mAhで、USBケーブル接続の充電待ち受けは2日、連続通話は6時間、音楽再生時間は10時間となっています。

しかしいつでも音楽が聴けるということは、授業中退屈で小さい音量で音楽を聴いてしまおう、なんて考える子供も出てくるかもしれません。そこでmyFirst Fone R1は「クラスモード」を搭載。これは親のスマートフォンでmyFirst Fone R1の利用可能時間を設定できるもの。クラスモードで設定した時間はmyFirst Fone R1の機能はSOSボタン以外、一切使えなくなります。

授業のある「月曜から金曜日の9:00から12:00」、塾時間の「火・木の18:00から20:00」のように、細かい設定ができます。新型コロナウィルスの影響を受け在宅授業も増えていますが、その際も子供が授業を受けずに音楽ばかり聴いている、なんてことを防げるわけです。

また子供の安全を守る機能も装備されています。本体の背面にはセンサーがあり、myFirst Fone R1を子供がはずすと登録先のスマートフォンに通知が行きます。これも緊急時には役に立つ機能と言えるでしょう。

そしてリモートリブート機能も便利かもしれません。GPSを使い親側のスマートフォンからmyFirst Fone R1をはめた子供の位置を常に確認できますが、なんらかの拍子でmyFirst Fone R1がフリーズしてしまうこともあるかもしれません。位置情報が1時間経っても変わらない、なんて場合は親側のスマートフォンからmyFirst Fone R1をリブートさせてフリーズを解消させることもできるのです。

子供向けスマートウォッチは日本ではドコモなどのキャリアが販売していましたが、購入時に契約が必要などやや買いにくいものでした。myFirst Fone R1はオンラインで単体購入できますし、MVNOの格安SIMを入れて使うこともできます。子供の安全を考えたいと思う親御さんに安心感を与えてくれる製品と言えるでしょう。