コーラ前監督がRソックス新監督のファイナリストに 2年ぶり復帰か

「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは関係者から聞いた話として、レッドソックス前監督のアレックス・コーラがレッドソックス新監督のファイナリストに含まれていることを伝えた。2018年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いたコーラだが、アストロズのベンチコーチ時代にサイン盗みに関与していたことが明らかになり、1年間の職務停止処分を受けて今年1月にレッドソックスの監督を解任されていた。監督就任が決定すれば2年ぶりの復帰となる。

今季のレッドソックスは、コーラの解任を受けてロン・レネキーがベンチコーチから暫定監督を経て正式に監督に就任したものの、投手陣が崩壊してアメリカン・リーグ東部地区の最下位(24勝36敗)に沈んだ。シーズン終了後にレネキーの退任が発表され、レッドソックスは新監督探しを進めている。

ヘイマンによると、新監督のファイナリストとなっているのは5名。カルロス・メンドーサ(ヤンキースのベンチコーチ)、ドン・ケリー(パイレーツのベンチコーチ)、ジェームス・ローソン(マーリンズのベンチコーチ)、サム・フルド(フィリーズの選手情報コーディネーター)、そしてコーラという顔ぶれだ。

新監督候補として噂されていたウィル・ベナブル(カブスの三塁ベースコーチ)、ルイス・ウルエタ(ダイヤモンドバックスのベンチコーチ)、スキップ・シューマッカー(パドレスの助監督)、マイク・ベル(ツインズのベンチコーチ)らはファイナリストに名を連ねることができなかったようだ。

今オフ、新監督探しを行っていたのはレッドソックス、ホワイトソックス、タイガースの3球団。このうち、ホワイトソックスはトニー・ラルーサ、タイガースはAJ・ヒンチの監督就任がすでに決定しており、監督の座が空席なのはレッドソックスのみとなっている。すでにファイナリスト5名まで絞り込みが進んでおり、近日中にも新監督が発表されそうだ。

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