ソフトバンクが内川の退団を正式に発表 今季1軍出場なし、他球団への移籍目指す

ソフトバンク・内川聖一【写真:藤浦一都】

1日のウエスタン・リーグ最終戦の阪神戦後に退団を表明していた

ソフトバンクは2日、内川聖一内野手と来季の選手契約を締結せず今季限りで退団すると発表した。今季1軍出場なしに終わった内川は1日のウエスタン・リーグ最終戦の阪神戦後に今季でソフトバンクから退団すると表明していた。

今季、開幕前の練習試合で不振に陥り、開幕1軍入りを逃した内川。開幕してからは、若手を起用し育てるというチーム方針もあって、1軍昇格は一度もなかった。「3番・一塁」でスタメン出場し、2打数0安打1四球に終わった同戦後には「今年1軍でやってダメだったらいつでも(辞める)、という気持ちでシーズンに入ったんですけど、1打席もチャンスがないということになってしまいましたので、ちょっとこのまんまじゃ終われないな、というのが正直なところ」と、退団という道を決断した胸の内を語っていた。

現役最多の通算2171安打を放ってきたヒットメーカーも、2018年は打率.242、2019年は打率.256と結果を残せず。今季はウエスタン・リーグで42試合に出場し、打率.327、1本塁打17打点の結果を残していた。今後は他球団への移籍を目指し、オファーを待つことになる。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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