【新型コロナ】発熱患者ら対象の診療予約センター始動 神奈川県 インフルとの同時流行備え

2日に開設された県の発熱等診療予約センター=横浜市内(県提供)

 新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備え、神奈川県は2日、発熱患者らを対象に医療機関の診療予約を行う「発熱等診療予約センター」を開設した。

 発熱などの症状がある人がかかりつけ医での受診ができなかった場合、診療予約センターに電話をすると、センターが診療可能な医療機関の予約を行う仕組み。これに伴い、県の「帰国者・接触者相談センター」は1日に終了した。

 県によると、予約できる指定医療機関は1329カ所(2日現在)。この日は午前9時に電話の受け付けを開始し、午後3時時点で136件の電話があった。予約希望は118件で、うち96件で予約が成立。他18件は問い合わせの電話だったという。

 センターにはオペレーターを配置し、横浜市内と県外の2拠点計20回線でスタート。ピーク時には最大230回線で対応する。

 診療予約の受け付けは毎日午前9時から午後9時まで。予約は電話(0570)048914。夜間や新型コロナ全般の相談は専用ダイヤル(0570)056774で受け付ける。9日には無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使った受け付けも開始する。

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