前田がサイ・ヤング賞のファイナリスト3名に選出!

日本時間11月3日、全米野球記者協会の投票によって決定される各賞(MVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞)のファイナリスト3名が発表され、前田健太(ツインズ)はシェーン・ビーバー(インディアンス)、柳賢振(ブルージェイズ)とともにアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞のファイナリスト(記者投票の上位3名)に名を連ねた。サイ・ヤング賞の受賞者と投票結果は日本時間11月12日に発表される。

今季のア・リーグは、ビーバーが開幕から快投を続け、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の三冠を獲得。満票でサイ・ヤング賞を受賞することが確実視されている。とはいえ、ツインズ移籍1年目に素晴らしい成績を残した前田がファイナリストに名を連ねたことは快挙と言っていいだろう。

今季の前田は11試合に先発して66回2/3を投げ、6勝1敗、防御率2.70、80奪三振の好成績をマーク。WHIP0.75はビーバーを上回ってリーグ1位となり、防御率はリーグ5位、勝利数はリーグ4位タイ、奪三振はリーグ7位、奪三振率10.80はリーグ5位、与四球率1.35はリーグ3位にランクインした。また、日本時間8月19日のブリュワーズ戦ではあわやノーヒッターの快投も披露した。

ビーバーは12試合に先発して77回1/3を投げ、8勝1敗、防御率1.63、122奪三振をマーク。投手三冠に輝くのは2011年のジャスティン・バーランダー(当時タイガース・現アストロズ)とクレイトン・カーショウ(ドジャース)以来、この3部門でいずれも両リーグ1位の成績を残すのは2006年のヨハン・サンタナ(当時ツインズ)以来の快挙となった。

4年8000万ドルの大型契約でブルージェイズに加入した柳は、12試合に登板して67イニングを投げ、5勝2敗、防御率2.69、72奪三振という安定したピッチングを披露。大型契約の期待に応える見事な活躍を見せた。

© MLB Advanced Media, LP.