昔ながらの「ほっとする」味 石垣の島野菜使った親子こだわりの彩り豊かプレート

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売れ筋のお肉のミックスプレートランチ。メインは石垣牛100%のハンバーグ。お魚のプレートもある。

[胃心地いいね](599) 島菜キッチン 石垣市新栄町

 ことしの9月10日に開店したばかり。店名の通り、売りは石垣島の「島野菜」。しかも自前の畑で育てた自家製で、同じく島の肉や魚などの食材と組み合わせて彩り豊かに石垣島の味を提供する。

 元々は創業約40年になる民宿「新栄荘」の食堂で、宿泊客以外の方にも食べてほしいとカフェに改装した。店主の新里美津枝さん(56)は「民宿の味が『おいしい』『食べやすい』と好評だった。いけるかも」と、きっかけを語る。

 ランチメニューは定食タイプや八重山そばなど10品で、売れ筋は「お肉のミックスプレート」(950円)。

 メインのハンバーグは石垣牛100%で特製デミグラスソースのほか、隠し味に島のナツメとハーブなどを練り込んでうま味を引き立てる。島野菜のサラダは無農薬で育てたゴーヤーやオクラ、うりずん豆などを使い、オムレツやおから、モズク寒天の中にも取り入れている。今の時期は自家製カボチャをとろとろに煮込んだスープが付く。

 「新鮮な野菜をはじめ島のものを食べてほしい」と新里さん。母の比嘉政子さん(76)が島の食材で作る昔ながらの「ほっとする」味で、店舗ではその母娘がタッグを組んで料理を担う。

 八重山そばは定食を含めて多彩な6品。このうち「炙(あぶ)り軟骨ソーキ」(800円)は香ばしい味わいに加えて、スープにも香ばしさが溶け込んで一層の食欲をそそる。

 店内は新里さんが好む観葉植物20種を内装を手掛けた長男(29)が心地よく飾り付け。八重山を描いた壁のモルタル造形など落ち着いた雰囲気の中にも随所にセンスが光る。

 新里さんは「すでにリピーターになってくれる人もいてうれしい。地元に根付き、誰もが気軽に入れるお店になればいいな」とはにかんだ。(八重山支局・粟国祥輔)

 【お店データ】石垣市新栄町16の12。営業は午前11時30分~午後5時(ランチは同3時まで)。軽食や手作りケーキもある。テーブル全15席。水曜と木曜定休。駐車場有。問い合わせは電話、0980(82)5524。

「石垣島の食材を食べてほしい」と話す店主の新里美津枝さん(左)と母の比嘉政子さん=25日、石垣市新栄町
島菜キッチン